日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年8月16日木曜日

◆「あいつと同じ舞台で…」横浜FM加入のDF畠中、鹿島で活躍する同期が刺激に(ゲキサカ)









 東京ヴェルディから完全移籍で横浜F・マリノスに加入したDF畠中槙之輔が16日、日産スタジアムで報道陣の取材に応じた。東京Vジュニアから約12年間育った古巣を離れ、シーズン中の移籍を決断した22歳のセンターバックは「自分としては早くJ1の舞台で戦いたいというのがあった。いくつか話をもらって、マリノスのプレースタイル、監督の熱意が好きだなと思った」と、移籍に至る経緯を明かした。

 東京Vでは今季、J2リーグ戦の全28試合に出場していたが、J1の舞台に対する思いは強かった。「少しでも早くやりたいと去年の段階から思っていた。チャンスがあれば(J1クラブに)行きたいと思っていた」。背中を押したのは、J1で活躍する同期の存在だった。

 東京Vの下部組織からともにプレーしてきた同学年のDF安西幸輝は今季、鹿島に完全移籍し、開幕スタメンを果たすなど、常勝軍団でレギュラーとしてプレーしている。「(移籍の理由の)一番は安西幸輝。今年鹿島に移籍して、すごく活躍しているのを見て、自分たちが学んできた環境は間違ってなかったと思えたし、刺激になった。自分もあいつと同じ舞台でやりたいと思った」と、率直な胸の内を語った。

 移籍を決断するにあたって、その安西や1学年上で同じく今季東京Vから鳥栖に完全移籍したDF安在和樹にも相談。「チームメイトのベテラン選手とか、いろいろ経験している人にも相談した。『チャレンジするタイミングがあるなら絶対に行くべきだ』とみんなが言ってくれて、心強かったし、気持ち的に楽になった」と、元チームメイトの後押しに感謝した。

 オファーを受けると、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督も直接会いに来てくれたといい、「どういうプランの中で考えているか、全部話してくれた」と、期待の大きさも感じた。「自分の武器は空中戦、フィジカル、攻撃のときの縦パス、くさびのパス。それはこのチームでも出せれば」。週末の19日には安西のいる鹿島と対戦する。「メンバーに入れるかどうか分からないけど、楽しみですね」と、再会を心待ちにしていた。

(取材・文 西山紘平)




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