FOOTBALL PEOPLE 小笠原満男特集号 レジェンドの物語。〜鹿島アント...
<ACL:広島3-2鹿島>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇25日◇Eスタ
鹿島アントラーズは敗れたもののアウェーゴールの差で上回り、一番乗りで準々決勝進出を決めた。内容は低調ながらも2試合180分の戦いを制し、勝ち上がる「鹿島らしさ」を見せつけた。
サンフレッチェ広島はGK中林が退場しながらも、ラストワンプレーでPKを決めて勝利したが、クラブ史上初の8強入りはならなかった。
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激闘を制したのは鹿島だった。前半終了時点では、MF土居のゴールで1点リード。2戦合計スコアは2-0で、広島が勝ち進むためには3点が必要な状況だった。
しかし後半、広島の意地に押された。21分、27分と立て続けに失点。同29分には、広島GK中林が自陣中央で土居を倒してレッドカードを受けて退場したが、1人少ない広島になおも攻め込まれた。同37分には広島FWパトリックがネットを揺らすも、直前のプレーで他の選手がシミュレーションを取られて、ゴールの判定は下されず。後半アディショナルタイムにはカウンターから再びMF土居が決めたが、ラストプレーでPKを許して目の前の試合には敗れた。
内容もふるわなかったが、それでもACLの戦いには勝利した。連覇への道は険しいが、鹿島らしくしたたかに準々決勝へ駒を進めた。
2得点と殊勲の土居は「(2戦合計2-2の)同点とされて相手に勢いが出てきた中で決めきれてよかった。前節もワンチャンスをものにすれば勝てると思った。ACL連覇は目標なのでそこに向けてやっていく」と誓った。
◆鹿島土居、殊勲の2発「ワンチャンスものにすれば」(ニッカン)