鹿島アントラーズ365 2018
チームメイトが地元メディアで明かす。
シント=トロイデン新加入FWの鈴木優磨は11日のベルギー1部第3節スタンダール戦で急遽スタメンから外れることに。その理由をチームメイトのDFヴォルケ・ヤンセンスが明かしている。
2連敗でシーズンに入り、前節は敵地にて昨季2位のクラブ・ブルージュに0-6と惨敗を喫したシント=トロイデン。サポーターからの批判の声も上がり始め、早くもホームでのスタンダール戦はなんとしても勝ち点をもぎ取らなければいけない状況となった。
すると同クラブはこの試合に向けて発表した招集メンバーで今夏、鹿島アントラーズから獲得し、まだ公式戦出場を控える鈴木をスターティングメンバーとして表記。試合開始1時間ほど前に、各試合速報サイトが掲載したスタンダール戦のシント=トロイデンの1トップとしてチームシートに名を連ねていた。
しかし、試合が始まってみると鈴木はベンチスタートで、代わりにFWハムザ・マスーディが先発。それについて、この一戦にフル出場したDFヤンセンスが地元紙『Het Belang van Limburg』に対して、「ボスからのサプライズだ」と明かし、マーク・ブライス監督の相手を混乱させるための作戦だったことを示唆している。
また同紙はシント=トロイデンのチーム代表を務めるロマン・プロースマン氏のコメントも紹介。チームシートについて、「メンバーを全員入れ替えることだってできる。4人目のレフリーにメンバーを交代することを伝え、彼がそれを主審に伝える。キックオフの寸前までそうすることが可能だ」と説明した。
気になる指揮官の作戦の効果だが、鈴木の代わりに先発起用したマスーディはこの試合の37分、ヤンセンスのアシストからチーム2点目をマークしたとのこと。鈴木は新天地での公式戦デビューを見送られることになったが、その理由は負傷ではなかったことは安堵したいところだ。
◆鈴木優磨、前節に向けたメンバー発表では1トップで先発も…起用見送られた理由は?(GOAL)