ブエノのゴールで鹿島が逃げ切りに成功
第99回天皇杯の準決勝、鹿島アントラーズとV・ファーレン長崎の一戦が12月21日に県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、3-2で鹿島が勝利を収め、元日の決勝へと駒を進めた。
幸先良く先制したものの、薄氷を踏む勝利となった。
セルジーニョの得点と相手オウンゴールで2点を先行した鹿島だったが、前半のうちに長崎の米田隼也に1点を返される。後半ブエノのゴールで2点差にするものの、直後の76分に澤田崇に返され再び1点差に。試合終盤まで長崎に攻め込まれるシーンも目立つなど盤石とは言えない戦いぶりだった。しかし、先制後はタイムアップまでリードを守り切り、試合巧者ぶりを見せた。
試合終了後には決勝点を決めたブエノがフラッシュインタビューに応え、以下のようなコメントを語った。
「チームを決勝に導く得点を取れて、チームに貢献出来てとても嬉しく思っています。(リーグ戦では)重要な試合をホームで勝ち切れなかったという部分はありましたが、大会も違いますし、気持ちを切り替えて、みんなで決勝に向かうという事を達成できたので、非常に嬉しく思っています。素晴らしい2クラブが決勝に立つ権利を得ました。お互いに良い試合をやって全力を尽くしたいと思います」
鹿島としては21個目のタイトル獲得を目指す天皇杯決勝。契約満了で退任の決まっている大岩剛監督にとっても現役最後に鹿島で掲げたタイトルでもある。
鹿島アントラーズと、ヴィッセル神戸が対戦する天皇杯決勝は1月1日に新国立競技場で14時35分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆【天皇杯】勝負を決めた3点目の鹿島ブエノ、「全力を尽くしたい」と21冠へ向けて決意!(サッカーダイジェスト)