日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年12月22日日曜日

◆鹿島、薄氷進出 6度目の栄冠へ元日決勝 大岩監督「ここまで来たら本当に結果」(スポニチ)






第99回全日本天皇杯サッカー選手権準決勝   鹿島3-2長崎 ( 2019年12月21日    カシマ )


 準決勝2試合が行われ、3季ぶりの優勝を狙う鹿島はJ2長崎を3―2で下して決勝進出を決めた。前半4分、MFセルジーニョ(24)が右足で先制。リズムをつかみきれない中、その後はセットプレーで加点して勝ちきった。神戸はMFイニエスタ(35)の先制ゴールなどで清水に圧勝し初の決勝進出。国立競技場最初のスポーツイベントとなる元日の決勝は、鹿島―神戸のカードに決まった。

 J2クラブを相手に、薄氷の突破だった。前半4分にMF三竿のミドルシュートのこぼれ球を伊藤がつなぎ、セルジーニョが押し込んで先制。幸先は良かったが、終始つたない試合運びだった。「自分たちからリズムを崩してしまい、ボールが回らなかった。勝ったのが最低限の結果で、決勝につながったことだけが良かったこと」。MF白崎の言葉が全てを表していた。

 前半23分。レオ・シルバがFKからオウンゴールを誘発して2―0とすると、GKを除く全員が小さく集まった。はたから見れば喜びの光景。ただ、その中では、2点リードしても前線からの守備を続けるか、引いた守備を選択するのかが、短い時間で話し合われていた。

 天皇杯を前に大岩監督の退任が決定。移籍が決まっている選手もいる。試合前に選手から漏れた「一つになるのは難しい」という声。その現実を受け止めているからこそ、ピッチの中で選手はより強固に意思統一を図ろうとしていた。

 しかし直後からDFのボール処理ミスなど個人のミスが続く。裏のスペースにパスを通されて喫した前半37分の失点から流れは長崎へ。「結果オーライというところではあるけど、修正しないといけない」。FW伊藤は厳しく受け止めた。

 決勝は元日、国立競技場での“こけら落とし”となる。クラブとして国内主要タイトル20冠目を懸けて、6度目の優勝に挑む。「ここまで来たら本当に結果」と白崎。笑って終わるために、気を引き締める。


◆鹿島、薄氷進出 6度目の栄冠へ元日決勝 大岩監督「ここまで来たら本当に結果」(スポニチ)





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