日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年7月13日月曜日

◆【鹿島】クラブワースト開幕4連敗でも「3つの挑戦」あるから自信失わず(報知)








◆明治安田生命J1リーグ第4節 浦和1―0鹿島(12日・埼玉)

 明治安田生命J1リーグは12日、7試合を行った。鹿島は0―1で浦和に敗れ、クラブワーストとなる開幕4連敗を喫した。公式戦6試合で得点はオウンゴールによる1得点のみ。今季ザーゴ監督(51)を迎えたが、最下位に沈むなど、常勝軍団が苦境に立たされている。

 今季公式戦6連敗 ザーゴ監督はベンチ前で頭を抱えた。攻撃はフィニッシュではなく、チャンスのにおい止まり。終盤でも同じ光景が繰り返され、苦しい表情を浮かべた。「得点ができない悪い流れ。何かを変えなくちゃいけない」。クラブワーストとなる開幕4連敗を喫し、今季公式戦は6連敗となった。その間、得点はオウンゴールの1点のみと、常勝軍団が苦しんでいる。

 今季、元ブラジル代表DFのザーゴ監督を迎えた。選手個人の能力で安定して勝つには限界を感じ、戦術で勝てるクラブへの変貌を目指し、戦術の最先端、欧州で指導経験のある同監督に白羽の矢を立てた。就任当初から、主導権を握り、DFラインからパスをつないで崩していくサッカーに挑戦。相手に合わせる、リアクションサッカーからの脱却を託した。

 同時に3つの挑戦 主要タイトル20冠を獲得してきた鹿島の強みの一つは、臨機応変に戦い方を変えられること。DF内田篤人は「言葉で何も言わなくても、みんな何をすべきか分かっている。今はこうする、と」と一端を明かす。ただ、大迫勇也(ブレーメン)、柴崎岳(デポルティボ)、昌子源(トゥールーズからG大阪)らが海外移籍し、あうんの呼吸を構築する時間はなく、個人の成長を待つよりも、チームの枠組みに目を向けざるを得なくなった。

 今季は〈1〉10人以上の選手を入れ替え、〈2〉新監督を迎え入れ、〈3〉今までとは大きく異なるサッカーを目指している。一つだけでも大きな挑戦だが、鹿島は「リフォームではなく、土台から立て直す。これからも勝ち続けられるように」(鈴木満フットボールダイレクター)と、3つを同時進行で取り組む。順調なスタートが切れるほど、簡単な世界ではないのは百も承知で仕掛けた。

 それでも自信持ち 07年に就任したオリヴェイラ監督、12年のジョルジーニョ監督も序盤は勝てなかったが、鈴木氏は「監督として成功させたい」と声をかけ続け、タイトル獲得につなげた。そんな道のりを知るMF遠藤康は「負けたのは悔しいけど、悲観する内容ではない。自信をもってやっていきたい」と言った。最も怖いことは目指す姿がないこと。目指す先に勝利がある。それを知る鹿島は、必ず息を吹き返すだろう。(内田 知宏)


◆【鹿島】クラブワースト開幕4連敗でも「3つの挑戦」あるから自信失わず(報知)


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