納得のいくシーズンを過ごしたわけではない。しかし、その中でU-23日本代表候補MF相馬勇紀(名古屋)は、自身の強みを改めて確認できたという。
今季、期限付き移籍していた鹿島から名古屋に復帰。開幕スタメンを飾った。しかし、新型コロナウイルスの影響で中断をはさんだシーズンで定位置を確保し切れず。31試合に出場しながらも途中出場が16試合。ゴール数は2に終わり、「結果が全然出ていないのは悔しいし、まだまだ足りないところ」と唇を噛む。
名古屋で「苦労した時期もあった」1年となったが、「多くのことを学べた」と振り返る。そして、「1対1の個の強さが自分の強み」だと再認識したという。
「改めて自分の特徴を再認識できたことが一番学べたこと。やっぱり僕が得意としているのは1対1で仕掛けて相手を剥がすことと、1対1の守備で相手からボールを奪えること。突破という自分の武器は絶対に負けないと意識して、これから先のサッカー人生もやっていきたい」
26日には関東大学選抜との練習試合が控えている。再認識した強みを発揮して、アピールを成功させたいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)
◆苦労したシーズン過ごし、MF相馬勇紀が再認識した「自分の強み」(ゲキサカ)