J1鹿島が、5年ぶりの開幕白星で優勝への扉を開く。チームは25日、27日の開幕・清水戦(カシマスタジアム)に向けて鹿嶋市内で調整。ボランチで先発出場が濃厚となるMF三竿健斗(24)は「勝つことによって得られる自信だったり、自分たちの勝利の形が見えてくる。開幕戦の勝利はすごく大きい」と見据えた。
2016年を最後に開幕戦の勝利から遠ざかる。同年は開幕戦でG大阪を1―0で下し、勢いに乗ってリーグ優勝。その試合でJ1デビューを飾った三竿は「勝つか勝たないかで、そこから立て直すのか、波に乗って勝ち続けるのか。必要なパワーだったり、メンタル的にも変わってくる」と、初戦の重要性を説いた。
昨季王者の川崎Fは直近4年間で3度のリーグ優勝。苦汁を飲まされてきた三竿は言う。「どこが獲っているかより、自分たちが目の前でタイトル逃したり、力不足で最終的に及ばなかったというのが悔しい。常に自分たちに矢印を向けているし、そこの悔しさが僕たちを強くする」。開幕を制し、5年ぶりのタイトルをつかむ。
◆鹿島、5年ぶり開幕白星必ず MF三竿「自信、勝利の形が見えてくる」(スポニチ)