日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年6月22日火曜日

◆昨季は“33試合18得点”も今季はノーゴール 悩める外国人FWを鹿島はどう活かす?(the WORLD)






昨年はベストイレブンを受賞も


2020シーズンはJ1で18ゴールを記録したFWが、今年はゴールを決められていない。鹿島アントラーズのエヴェラウドだ。入団2年目を迎えたブラジル人は窮地に立たされている。

昨季はそのフィジカルの強さとシュートセンスを武器にJ1でゴールを量産。上田綺世との強力な2トップを擁して前半戦で不調だったチームを5位へと導き、Jリーグベストイレブンに輝いた。そんなエヴェラウドだが、今季はなかなかゴールネットを揺らすことができない。

今季はJ1で10試合に出場して挙げたゴールは「0」。開幕からスタメン出場を続けるものの、得点を奪うことができなかった。第4節のサンフレッチェ広島戦では9本ものシュートを放ちながらゴールネットを揺らせなかった。

するとチームは指揮官を相馬直樹監督に交代。相馬監督の選んだメンバーにエヴェラウドの名前はなかった。そのままメンバー外が続いていたが、第17節の川崎フロンターレ戦で復帰。ベガルタ仙台戦ではスタメン出場を果たすもゴールを決めることはできなかった。

仙台戦ではエヴェラウドを左サイドハーフで起用。しかしゴール前での迫力はあまり見られなかった。左からゴール前へと飛び込むシーンに得点の可能性を感じたが、最前線こそが彼の能力が活きるポジションではないか。今季はけがで上田が離脱しており、アントニオ・カルロス・ザーゴ前監督は、エヴェラウドとの2トップを採用できなかった。鹿島の伝統的な[4-4-2]で2人を2トップに据えた形をもう一度見てみたい。


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