かつてサガン鳥栖や鹿島アントラーズに在籍したDFチョン・スンヒョン(27、金泉尚武)が、久しぶりの代表復帰に際して“軍人らしい覚悟”を伝えた。
パウロ・ベント監督率いる韓国代表は、来る9月2日にソウルワールドカップ競技場で行われるイラク代表戦から2022年カタールW杯アジア最終予選の戦いが幕を開ける。
7日には水原ワールドカップ競技場でレバノン代表とも対戦する韓国代表は、本大会進出へ重要な第一歩となる2試合を控え、FWソン・フンミン(29、トッテナム)やFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)、DFキム・ミンジェ(24、フェネルバフチェ)ら最精鋭のメンバー26人を招集。そのなかにチョン・スンヒョンも名を連ねていた。
チョン・スンヒョンは昨年11月にオーストリアで行われたメキシコ代表、カタール代表との国際親善試合以来、約9カ月ぶりに招集を受けた。ただ、最後のAマッチ出場は2018年11月に行われた国際親善試合のオーストラリア代表と、約2年半以上も前にさかのぼる。
なお、今シーズンからKリーグ2(2部)を戦う国軍体育部隊傘下の金泉尚武に入隊したチョン・スンヒョンは、現在までリーグ22試合に出場と主力として活躍中。DFながら4ゴール(うちPK3つ)を記録するなど、意外な得点力も披露している。
8月30日、「代表チームに来られたことに感謝しているし、とても嬉しい。最善を尽くして(所属チームに)戻りたい」と伝えたチョン・スンヒョンは、代表で戦うことへの“覚悟”についてこう答えた。
「軍人らしく最善を尽くすこと以外には何も言えない。私はいつも誠実に最善を尽くす。今回も最善を尽くすことが目標だ。W杯最終予選で韓国が勝利できるよう、そばでサポートをたくさんしたい」
“最善を尽くす”というワードを何度も繰り返したチョン・スンヒョン。同じセンターバックのポジションにはキム・ミンジェ、DFキム・ヨングォン(31、ガンバ大阪)の不動のコンビのほか、DFパク・ジス(27、金泉尚武)やDFクォン・ギョンウォン(29、城南FC)とライバルも多いが、来る最終予選ではピッチ上でその姿を見ることはできるのだろうか。
◆兵役中の元鹿島チョン・スンヒョン、9カ月ぶり代表復帰に“軍人らしい”覚悟語る「最善を尽くすのみ」(スポーツソウル)