ACLで5戦連続ゴールも
2018年にAFCチャンピオンズリーグを初めて制した鹿島アントラーズ。アジア制覇に大きく貢献したブラジル人プレイヤーが今、中国で大きな番狂わせを起こしている。その選手がセルジーニョだ。
サントスなどでプレイしていたセルジーニョは2018年の夏に鹿島へ移籍。ACL準々決勝の天津権健戦で加入後初得点を決めると、その後ACLでは6試合5得点を記録して鹿島のアジア制覇に大きく貢献する。
翌年のACLでも10試合4得点と強さを見せ、J1では33試合12得点と主力として活躍。2020年に中国2部の長春亜泰へと移籍する。ここでもレギュラーとして輝きを放ったセルジーニョは、クラブを1部昇格と2部優勝に導いた。
そして迎えた今シーズンは14試合で3得点2アシストを記録。チームの8勝4分2敗と昇格初年度ながら3位に位置しており、ACL出場も狙える成績を残している。セルジーニョも初の1部リーグ挑戦ながら、主力の1人としてチームをけん引しているのだ。
180cmとそこまで長身ではないものの、強靭なフィジカルを武器とするセルジーニョ。長春ではインサイドハーフで起用されおり、1試合平均でのデュエル勝率は「70%」を記録している。チームの平均が「48.2%」であるため、セルジーニョがどれだけ突出しているかが分かるだろう(データは『SofaScore』より)。
もし来季ACLに出場となれば、鹿島時代のように得点を量産するだろうか。日本のクラブに脅威を与える存在となるかもしれない。
◆デュエル勝率は驚異の“70%” 鹿島をアジア制覇に導いた男が中国で躍動(the WORLD)