Jリーグの年間表彰式であるJリーグアウォーズが6日に開催され、鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎がベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
19歳の荒木は東福岡高校から入団して2年目の今季、明治安田生命J1リーグ36試合に出場して10得点7アシストをマーク。10代での二桁得点は1994年にジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)でプレーした元日本代表FWの城彰二氏以来、27年ぶり2人目の快挙となった。
チームこそ2016年を最後に国内三大タイトルから遠ざかる結果に終わったが、今季から継承したかつて柳沢敦氏やFW興梠慎三(現・浦和レッズ)もつけた背番号「13」に恥じぬ活躍を披露した荒木。2018年のMF安部裕葵(バルセロナ)以来となる鹿島からの受賞に際して、壇上で心境を語った。
鹿島での日々を「日ごろの練習から全力で取り組むことや、球際の激しさだったりを学ぶことができています」と振り返ると、さらなる飛躍が期待される来季に向けても「来年も二桁ゴール、アシストも二桁に乗せていければ」と力を込めた。
一方で、「世界で戦いたい気持ちはあります」と海外挑戦の夢も口に。まずは鹿島でのさらなる活躍を最優先に掲げたが、過去にベストヤングプレーヤー賞に輝き、海外に旅立った柳沢氏やMF柴崎岳(現・レガネス)、MFカイオ(現・シャールジャFC)、安部に続きたい思いがあるようだ。