「こっちでもがいて掴みとらなきゃいかない話なので」
2023年となり、11日が過ぎた。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回はリバプールのスカウトが注目していた日本の逸材について南野拓実が明かした記事を再掲する。
記事初掲載:2022年6月3日
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DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、リバプールの南野拓実が日本期待の俊英について、あるエピソードを明かした。
6月2日に配信された最新回では、前回に引き続き、先月に内田氏がリバプールで現地取材を行なった際に収録された南野のインタビューが紹介された。
その中で、内田氏が日本の若手が海外移籍をすることについて問うと、南野は「僕は大賛成」と回答。「どのみち、自分が立ちたいのが欧州の舞台なのであれば、こっち(欧州)でもがいて掴みとらなきゃいかない話なので。早いほうがいいと思う」と続けた。
そして、日本サッカー協会のロールモデルコーチとして、若い世代を指導している内田氏が「若い選手知ってる?(清水の)鈴木唯人とか?1回A代表(の合宿)に呼ばれたんじゃないかな」と尋ねると、「一緒にはやってないですけど。もちろん分かります」と返答。続いて、「鹿島の荒木とか?」と聞かれると、こんなエピソードを明かした。
「あぁ、荒木遼太郎選手ですよね。リバプールのスカウトの人が『めっちゃいい選手いるよ』と言っていて、『誰?』って聞いたら『アラキ』って」
南野は「俺もプレー見てめっちゃ良い選手だなと思った」と語っている。
現在20歳の荒木は、昨シーズンに10代でJ1の舞台で二桁得点をマークし、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞。今シーズンは新戦術と怪我に苦しんでいるものの、パリ五輪の中心選手として期待される逸材だ。
世界屈指のビッグクラブであるリバプールのスカウトが称賛するほど、すでに欧州でも注目の存在となっているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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