鈴木優磨が明かした喧嘩スタイルの本音
鹿島アントラーズのFW鈴木優磨がプロレスラーの蝶野正洋氏と対談。自身の“喧嘩スタイル”の理由について明かした。
この対談はJリーグの30周年特別企画として実施されたもの。鹿島の公式YouTubeがこの模様をアップした。
鈴木は昨年Jリーグに復帰したが、それ以来ピッチ上でのプレーや振る舞いが何かとサッカーファンを騒がせ、また物議も醸してきた。
二人の対談では、その点についても触れられている。
鈴木優磨(鹿島アントラーズFW)「もともと性格的な部分もあって。喜怒哀楽が激しいので。それを出さないっていうのが俺は難しい…もう出しちゃう性格なんで。出していかないとチームメイトにもなかなか伝わりづらくて。そういうのでチームメイトが勇気づいたり、サッカーって結構変わる…変わるというかフィールドを取り巻く空気が変わったりする。(なので)わざと大声だして怒ったりとかっていうのは結構やったりしますね」「日本人は特に“良い子”が多いというか、よく見せようとするのがある。俺はさっき蝶野さんが仰った通り、銚子で育って…もう元々悪い部分もあるので。それを見せるっていうか、やってるうちに徐々にそのキャラクターがハマっていったというか。それがあります」
もともとの性格的なものもあるが、激しくプレーすることでチームメイトを鼓舞したりスタジアムを盛り上げる効果があると感じているようだ。
「なんで俺この大人しい人とガツガツやんなきゃいけないんだろう?」
また、蝶野氏が「サッカーはチームスポーツ。プロレスは個人」と語り、若手時代に「他人と同じことをするな」と教育されたことを明かすと、鈴木はこう反応した。
鈴木「俺はフォワードなので、ポジション的に。『俺がおいしいとこ持ってく』じゃないですけど、その気持ちはめちゃくちゃ大事だなと。最終的にFWなんかそうですけど、いくら頑張ってもやっぱりゴール決めないとなかなか評価されにくいポジションなので。そういった意味でそのメンタル的な部分はすごく大事かなと」蝶野「試合でマークされてるDFとガチガチだったりするの?」鈴木「Jリーグだと結構相手選手も何回もやってるんであんまり皆ないと思うんですけど…俺はやっぱり“喧嘩スタイル”です。喧嘩腰でいかないと、どっかこう優しい気持ちが出ちゃうんですよ。強く行けなかったりとか。極論いうと『なんで俺この大人しい人とガツガツやんなきゃいけないんだろう?』とかって…できない(できなくなる)んで。自分が喧嘩腰でいって…多少自分が悪くても、強引に試合に入るじゃないですけどってのは、特に俺はやっぱフォワードなんで意識してます」
あえて喧嘩腰でいくことで優しくなってしまう自分が出ないようにしているのだという。
ただ蝶野氏が「サッカーはホームとアウェイがあるわけだからアウェイで悪態をつくとかアリなんじゃないかなと思うよね。やり方として」と提案すると、鈴木は「アウェイで悪態をつくと…相手サポーター(だけ)じゃなくて、さらに周りのサポーターも『アイツなんだよ』ってなって…全員敵に回すんですよ(笑)。結構それはそれでまたしんどいので…」とちょっと弱気になっていた。
◆本当はイヤ!?鈴木優磨、「喧嘩スタイル」の本音を言ってしまう(Qoly)
『喧嘩腰でいかないと、どっかこう優しい気持ちが出ちゃうんです。自分が喧嘩腰でいって…多少自分が悪くても、強引に試合に入るってのは意識してます』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 6, 2023
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