鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が1日、湘南ベルマーレ戦(2日、レモンS)に向けて取材に応じ、複数の体調不良者が出ているチーム状況にも、選手層の厚さに自信をのぞかせた。
チームは複数の体調不良者が出たため、8月末の公開練習を、感染拡大防止に備え急きょ非公開に変更していた。岩政監督は「僕はここにいるので、無事だということですね」と笑い「前回の試合もいないメンバーが何人かいましたが、今は減少傾向にはあると思います」。トレーニングの影響についても「紅白戦ができないという人数ではないので支障は出ていない」と明かした。
酷暑の中で走るスタイルの湘南との一戦。鹿島はエースFW鈴木優磨が累積警告で出場停止で、体調不良者が出ている中で、重要な戦力を欠くことになる。
しかし、指揮官は「終盤になれば累積や負傷者で欠けるのは想定してチームをつくってきている」と動じていない。「シーズン頭のように1人欠けたらサッカーを変えないといけないという状況ではない。今は、スタメン、プラス何人もの選手が(チームのサッカーに)適応している状態になっている」と、選手層の厚さに手応えを感じている。
相手は降格圏の最下位に沈んでいるが「必死なのはどのチームも同じ。僕らも優勝がかかっている。自分たちが先を考えず決勝戦と捉えて必死に戦っていく」と気を引き締めた。
◆【鹿島】複数の体調不良者が出るも岩政監督は動じず 2日の最下位湘南戦へ選手層の厚さに手応え(ニッカン)