鹿島アントラーズが、スペイン2部レガネスを退団したMF柴崎岳(31)を獲得することを発表した。4日にも合流する予定。青森山田高を卒業後、鹿島でプロ生活をスタートさせた柴崎は17年1月に当時スペイン2部テネリフェへ移籍。以降はスペイン1部ヘタフェ、同2部のデポルティーボ、レガネスと渡り歩き、今回が6年半ぶりのJ復帰となる。
鹿島は今シーズンが始まる前を含め、柴崎にラブコールを送り続けていた。今夏、レガネスを契約満了で退団。鹿島のほか、J2の町田が正式オファーを出し、複数のJ1クラブも興味を示していた。柴崎は欧州でのプレーを最優先に移籍先を模索していたが、8月が過ぎ、古巣の鹿島でのプレーを決断した。
鹿島は今季、岩政大樹監督の下、これまでクラブが手を付けてこなかった攻撃の組み立て(ビルドアップ)を浸透させ、新しい鹿島の攻撃を構築している。中盤の要であるブラジル人MFピトゥカは今季限りで退団することが決定しており来季に向けても中盤の補強は必須だった。その中で、技術に長け、中盤で決定的なパスが出せる柴崎が加入することは、タイトル奪還に向け大きな追い風になりそうだ。
▽柴崎岳のコメント 「もう一度、鹿島アントラーズのユニフォームを着てプレーできることを嬉しく思います。日本でプレーする時はまたアントラーズで、と思っていました。実現するために協力していただいた関係者の皆さんに感謝したいです。そして、アントラーズがタイトルを獲得できるよう、自分のベストを尽くします。カシマスタジアムで会いましょう」
◆【鹿島】柴崎岳の獲得発表 6年半ぶりJ復帰「日本でプレーする時はまた鹿島でと」4日合流(ニッカン)