日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年2月17日土曜日

◇町田本拠「天空の城」もJ1仕様へ 町田駅直行バス増便などアクセス改善、市の協力に感謝(スポニチ)






 クラブ初のJ1シーズン開幕を迎えるFC町田ゼルビアの黒田剛監督らが16日、町田市役所を表敬訪問した。

 チームを昨季J1昇格とJ2優勝に導いた黒田監督が、石阪丈一市長にユニホームを贈呈。ホームにG大阪を迎えて24日に開幕する国内最高峰のリーグで「チャレンジャー精神で頑張ります。町田市の方々にぜひスタジアムに足を運び、我々の背中を押していただきたい」と来場を呼びかけた。

 クラブは長年の課題であるホームスタジアムのアクセス面について、町田市の協力を得て大幅な改善に着手した。「天空の城」の愛称を持つ町田GIONスタジアムは各鉄道路線から遠く、バスや車が主な交通手段となる。ただバスは本数が限られる上、カードにより待機列の長さにばらつきが発生。周辺道路の車線が少ないため渋滞が発生しやすく、「陸の孤島」とも呼ばれるほどアクセスの悪さが指摘されてきた。

 昨季の来場者1万人超えは3度で、最多が8月磐田戦の1万1918人。J1に昇格した今季は15試合を開催予定で、複数の試合で収容上限の1万5000人近くまでの来場者増が見込まれ、従来の態勢では混乱が不可避だった。そこで町田市ではJ1昇格決定直後の昨年11月、スタジアムのある野津田公園の環境整備事業約5940万円を補正予算案に計上。同月の市議会で可決された。

 市は1万5000人来場時の交通手段をバス8000人、自家用車4500人、徒歩・自転車2500人とシミュレーションした。バスでの来場者対策としては、これまで有料で本数が限られた町田駅発着の直行バスを無料化。周辺各駅への無料・有料直行バスも含めて大幅に増便する。クラブの営業面を統括する上田武蔵COOは「町田駅の直行バス増便で地元だけでなく遠方から来るアウェーの方々のアクセスも良くなり、クラブとして大変感謝しています」と強調。合わせて公園内のバス臨時発着場が拡大され、回転率の改善が見込まれている。

 所要約60分の最寄り駅、小田急鶴川駅からの徒歩(通称「セルフ男気コース」)や近隣路線バスのバス停からの徒歩、自転車での来場者に向けては、市が歩行者動線の環境改善工事を実施。安全確保とともに、周辺エリアへの迷い込みを防止する。自家用車での来場者対策では、クラブと連係する駐車場予約アプリの運営企業が、スタジアム周辺の企業や土地オーナー、個人宅への営業を強化。昨季の5倍近い約500台分の貸し出し駐車スペースを確保した。

 クラブは試合終了直後の退場者の集中を避けるため、試合後のピッチで随時イベントを実施することも検討している。初めての「来城者」にストレスを与えず、いかに満足して帰ってもらえるか。クラブ一丸での営業努力に行政や周囲の協力も得て、町田が歴史的なシーズン開幕を迎えようとしている。







◇町田本拠「天空の城」もJ1仕様へ 町田駅直行バス増便などアクセス改善、市の協力に感謝(スポニチ)

【参考】町田vs鹿島(Jチケ)





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