優勝候補の筆頭に挙げられたアジアカップで8強止まりに終わった日本代表。
所属するラツィオで出番を失った鎌田大地が大会メンバーから外れ、代わりに右サイドを得意とする久保建英がトップ下に入ったがあまり機能せず。鎌田の影響力の大きさを示す結果となった。
日本代表は今月26日にワールドカップ予選の北朝鮮戦を控える。ただ鎌田は未だラツィオでわずかなプレー時間しか得ておらず、招集が不透明な状況だ。
そこで今回は、鎌田不在になった場合のトップ下のポジションに招集するべき選手たちを特集してみよう。
鈴木優磨
所属クラブ:鹿島アントラーズ(日本)
日本代表経験:なし(招集歴はあるが負傷により辞退)
年齢:27歳
FWとして日本代表になかなか呼ばれない鈴木優磨であるが、ならばトップ下の候補としてはいかがだろうか。
ランコ・ポポヴィッチ監督が就任した鹿島アントラーズは、トップに起用する新戦力アレクサンダル・チャブリッチが“当たり”の予感を漂わせており、鈴木は先週末トップ下でプレーした。
ただもともとレネ・ヴァイラー体制では1トップの上田綺世、下がり目の鈴木のコンビがJリーグを席巻したようにこのポジションへの適性は高い。
もしこの男が日本代表のトップ下に入った暁には、最前線で孤立しがちな上田の悩みも一夜にして解決することであろう。
荒木遼太郎
所属クラブ:FC東京(日本)
日本代表経験:なし
年齢:22歳
実績的には時期尚早だろうが、トップ下に限っていえば荒木遼太郎は面白い存在になるかもしれない。
2020年に東福岡高校から鹿島アントラーズ入りした彼は、2年目の2021年に10得点7アシストを記録。新人王に相当するベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
翌年1月には日本代表候補合宿に招集され、クラブでは「背番号10」を与えられたが、その後レネ・ヴァイラー、岩政大樹両監督からは評価されず出場機会が激減。
そんな中で今季FC東京に期限付き移籍すると、ピーター・クラモフスキー監督のもとトップ下のポジションで起用され、開幕2試合3ゴールを記録している。
荒木によればトップ下は「最も力を発揮できるポジション」であり、「トップ下を置く監督のもとで自分は一番輝ける」とこのポジションへの強い自負をみせている。
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