日本サッカー協会(JFA)は30日、都内で、米国遠征(6月7、11日・カンザスシティー)に臨むU-23(23歳以下)日本代表メンバー25人を発表し、オランダ1部NECで活躍するMF佐野航大(20)を初選出した。日本代表MF佐野海舟(23=鹿島アントラーズ)の弟。
MF松木玖生(21=FC東京)、DF高井幸大(19=川崎フロンターレ)、DFチェイス・アンリ(20=シュツットガルト)とともに昨年のU-20ワールドカップ(W杯)を戦ったメンバーで「飛び級」での選出となった。
昨夏J2ファジアーノ岡山から移籍すると、24年になってから定位置を掴み、24試合出場で4得点1アシストを記録した。アンリとともに佐野の招集理由を問われた大岩剛監督(51)は「2人とも非常に良いコンディションでいるというリサーチののもとで今回招集しました。1つ下の選手の選手たちですけど、我々のグループでも力を発揮できる、グループの中で活躍できるという評価の元、招集をお願いして、了承を得たという形です」と説明した。4-3-3システムのインサイドハーフでの起用をイメージしているといい、
「彼のオランダでの活躍は説明する必要がないと思います。彼のパフォーマンス、自信のようなものが我々のグループの中で、発揮してくれることが、競争力を上げてチーム力のアップにつながるのではないかと思っている」と大きな期待を示した。
第1戦は非公開、第2戦(日本時間12日午前9時キックオフ)はテレビ中継局を調整している。パリオリンピック(五輪)メンバー発表前、最後の強化試合となる。
◆【U23日本代表】オランダ1部で活躍するMF佐野航大「飛び級」初選出、日本代表佐野海舟の弟(ニッカン)