日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年6月2日日曜日

◆鹿島 横浜撃破で首位・町田に勝ち点並んだ!22歳DF濃野が柳沢敦のクラブ新人記録に並ぶ今季5点目(スポニチ)






明治安田J1   鹿島3―2横浜 ( 2024年6月1日    国立 )


 明治安田J1リーグは各地で6試合を行い、2位・鹿島が横浜を3―2と逆転で下した。パリ五輪世代のDF濃野公人(22)の今季5点目などで今季初の4連勝。得失点差で及ばなかったものの、首位・町田に勝ち点35で並んだ。町田はMF平河悠(23)のアシストからFW藤尾翔太(23)が得点とU―23日本代表コンビが躍動したものの、新潟に1―3で敗れて連勝が3で止まった。

 5万2860人が集まった国立で、大卒新人・濃野がまたも主役を張った。最後に右サイドバックが仕留める。今季の鹿島を象徴する場面が再現されたのが、1―1の後半29分。MF知念が左から中央へドリブルでボールを運び、右MFの名古が相手守備陣を引きつけるランニング。すると濃野の目の前には広大なスペースが生まれた。一気に駆け上がり、ペナルティーエリア内から右足で豪快にニアを打ち抜く。「チームとしての形が見えたワンシーンだと思う。僕は信じて入って、思い切り打ったら入った」。22年から4連敗中だった宿敵を破る決勝弾だった。

 2試合ぶりの今季5点目。新人DFとしてはクラブOB岩政大樹のJ1最多記録を更新。柳沢敦が持つクラブ新人記録に並んだ。大学2年まで攻撃的な位置でプレーし、得点感覚はチーム屈指。「想像していたよりも、はるかにいい結果。自信につなげていきたい」と実感を込めた。

 それでも自分自身の現在地は、冷静に把握している。パリ五輪世代の22歳。逆転切符での夢舞台に期待が高まるが、メンバー発表前最後の強化試合となる米国遠征に名前はなかった。悔しさは「そうでもない」とさらりと流したが、「守備の不安定さは自分の弱み。日本を代表して世界と戦うには、まだまだ力不足」と受け止めた。

 「もっと成長して、代えの利かない選手になれるように頑張りたい」。チームは今季初の4連勝。勝ち点を35に伸ばし、首位・町田に並んだ。8年ぶりの国内タイトル奪還へ、ルーキーが新しい風を吹かせている。





◆鹿島 横浜撃破で首位・町田に勝ち点並んだ!22歳DF濃野が柳沢敦のクラブ新人記録に並ぶ今季5点目(スポニチ)

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