◆明治安田J1リーグ▽第17節 鹿島3―2横浜FM(1日、国立競技場)
鹿島は横浜FMを3―2で下し、首位の町田と勝ち点で並んだ。0―1からFW鈴木優磨のゴールで追いつき、DF濃野公人の今季5点目が決勝点となった。
採点と寸評は以下の通り。
ポポヴィッチ監督【6・5】後半に盛り返して勝ち点3。後半立ち上がりの得点が多いのは、ハーフタイムの修正力、そして演説力の高さを物語っている
GK早川友基【6・0】1失点目は悔やまれるが、後半の片手1本のビッグセーブはチームを救った
DF濃野公人【6・5】チーム最多3本のシュートを放ち、今季5ゴール目は通算4度目の決勝点に。ヒーローになりすぎて、当初は初々しさもあった試合後のインタビュー対応が急速度で大人になってきた
DF植田直通【6・5】安心・安定の高さと強さ。守備時もさることながら、関川が最初にネットを揺らした場面、そして名古のボレーと頭でアシスト未遂も2度
DF関川郁万【6・0】失点関与と1得点でプラマイゼロではあるものの、失点後に下を向かず、いい意味でケロッとした表情でプレーし続けた点に成長を感じた
DF安西幸輝【6・5】鹿島のブレーンとして、ポゼッション時に暗躍。鈴木優磨も「今年の幸輝のパフォーマンスはすごい。ビルドアップは幸輝に依存している」と賛辞を惜しまず
MF佐野海舟【6・5】グイグイ運んでチャンス演出。グサッと差し込む縦パスでゴールの起点にもなった
MF知念慶【7・5】デュエル王として中盤に君臨して狩りまくりつつ、3得点全てのゴールシーンでペナルティエリア内にいた点も素晴らしいこと。MOM
MF師岡柊生【5・0】フィーリングが悪く、決定機もGK正面。「左で作って右で仕留める」の右は濃野でなくて師岡でも別にいいわけで。奮起が求められる
MF仲間隼斗【6・0】あれだけ攻守に献身的に動かれるとピッチから外せないので、だからこそ決定機では決めてもらわないと困る
MF名古新太郎【6・5】「スペース空けたよ、濃野くんわかってるよね?」と背中に書いてあるダッシュで決勝点お膳立て。同点シーンもクロスで演出しており、完全に鹿島の心臓、いや、鹿島の五臓六腑である
FW鈴木優磨【7・0】圧巻の存在感。フィジカル、技術、サッカーIQ、短パン、あらゆるクオリティー(と裾)がハイ
FWチャブリッチ【6・5】後半開始時IN。頭で触れたボールが同点ゴールのアシストに。ジョーカー起用にもふて腐れず、結果を積み重ねる
MF樋口雄太【6・5】後半30分IN。途中出場での2戦連続アシストは職人技。お見事
MF柴崎岳【―】後半44分IN。出場時間短く採点なし
DF須貝英大【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし
MF松村優太【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし
木村博之主審【5・0】「すぐ吹く」と「全然吹かない」が混在する基準なき90分となり、試合後の監督会見で両監督から苦言を呈されてしまう
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)
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