日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年10月20日日曜日
◆ダヴィ退場を誘発? 浦和DF森脇「唯一、知っているポルトガル語で…」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405387_127015_fl
[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
後半15分、鹿島アントラーズのFWダヴィが浦和レッズのDF森脇良太を小突くと、松尾一主審は両者にイエローカードを提示した。ダヴィは直前にも繰り返しの違反で警告を受けており、これで退場となった。「退場の前からうちのリズムでしたが、あの退場を機に、さらに余裕を持ってプレーできた。鹿島にとっては非常に痛い退場だったんじゃないかなと思います。こっちにとってはラッキーだったし、ゲームを進める上で大きなポイントだったと思います」と、森脇は言う。だが、その表情は決して『してやったり』というものではなかった。
退場になる前から、森脇はダヴィに「落ち着け」と語りかけていたのだという。
「向こうがかなりエキサイトしていましたからね。落ち着いて(試合を)やろうと。ポルトガル語で『カーマ、カーマ(落ち着け、落ち着け)』って、僕が唯一知っているボルトガル語なんですけど。プレーも(主審の)見ていないところで、かなり汚いことをやっていたので、そういうことはやめようと。最初に言い合いになったときにはチューされて…。チューされたときは、ビックリしましたよ」
ダヴィに小突かれて倒れた場面も、最初はカードが出ないんじゃないかと思ったという。
「過去の経験から、これは出ないかなと思いました。別に、ダヴィ選手を退場に追い込むためにやっていたわけではないですし、せっかくの好ゲームだったので。お互いにフェアに熱くやろうよという言葉を掛けてやっていたんですけど、ね。歩いているところで、いきなり叩かれたので」
この話どおりなら、森脇はイエローカードに値することを何もしていない。森脇自身も不思議に思い、カードを出された理由を聞いたという。「(状況的に)仕方がないと言えば、仕方がないのかもしれないですけど…。主審からは『両方に出さないと、示しがつかないから』と言われました」と、腑に落ちない様子だった。それもそのはず。これで累積警告が4枚となった森脇は次節の柏戦、FW興梠慎三とともに出場停止になってしまった。大宮とのダービーに続き、リーグ戦2連勝と良い流れをつかみかけている浦和にとって、次節は正念場となりそうだ。
(取材・文 河合拓)
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