http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/06/kiji/K20140306007718830.html
国際親善試合 キリン・チャレンジカップ 日本4―2ニュージーランド (3月5日 国立)
右サイドバックに入った2人はアピールできなかった。最初の失点は前半39分。右サイドバックで先発の酒井宏が裏を突かれたことをきっかけに、最後は味方同士にボールが当たる不運な形からゴールが奪われた。
後半35分の失点も、途中出場した酒井高が右サイドでかわされてゴール前への突破を許したことから始まった。結果として右太腿痛で離脱している内田(シャルケ)の穴が浮き彫りとなった。
序盤に4得点を重ね、酒井宏は高揚する雰囲気にのまれたという。「チームのテンションが上がっていて、それに合わせて前に上がってしまった」と唇をかんだ。吉田は「何回か左(日本の右サイド)に起点をつくられた。もったいない」と振り返る。いずれもFIFAランク89位の格下に与えてはいけないゴールだった。
前半11分、センターバックで先発した森重がセットプレーから国際Aマッチ初得点。本田のクロスに合わせ「ここに来るぞ、というところに来た」。発熱で離脱した今野にはない打点の高さを見せ、幸先の良いスタートを切ったが、その後の2失点に「2点目は1対1の強い相手に踏ん張れなかった」と表情が曇る。守備陣にとっては課題を残す一戦となった。