日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年8月10日日曜日

◆鹿島・土居 V弾呼んだひらめき 4年後代表へ「入っていけるように」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/10/kiji/K20140810008718400.html

J1第19節 鹿島3―2名古屋 (8月9日 豊田ス)



 4位・鹿島はMF土居聖真(22)が2アシストの活躍で名古屋を3―2で破り、鳥栖と勝ち点4差とした。

 劇的な決勝弾はアギーレジャパン入りを狙う新鋭のひらめきから生まれた。2―2の後半45分だ。縦パスに反応した土居が、相手DFを体で押さえ込みながらダイレクトでヒールパス。豪快に左足でネットを揺らした遠藤も「前にスペースがあったし(土居)聖真を信じて走り込みました」と最敬礼。チームに4月以来の2連勝をもたらし、首位・鳥栖との勝ち点差を4に縮める原動力となったのは、今季からトップ下のレギュラーをつかんだ22歳のMFだった。

 50メートル走でチームトップ3に入る俊足だけではなく、30メートル走も3位以内。一瞬でトップスピードに乗る速さがある。加えてフットサル仕込みのボールテクニックもチーム屈指。前半42分には中村とのワンツーから右クロスを上げ、山本の移籍初得点をアシストした。

 チーム強化を統括する鈴木満常務取締役は「聖真は以前に比べてバックパスをすることが少なくなった。自分でどんどん仕掛けるようになっている」と精神面での成長を強調する。中学入学時に出身地の山形県を飛び出して鹿島ジュニアユースに入団してから10年目。今やチームに欠かせない主力へと上り詰めた。

 「今、A代表に入ってもW杯に行けるわけではない。4年後に、そこに入っていけるようになっていればベスト。そこに持っていけるように日々、クラブで成長したい」。控えめな姿勢を崩さないが、18年W杯ロシア大会は視野に入っている。9月に立ち上げとなる新生ジャパンに招集されるポテンシャルを備えた新星が、鹿島を優勝戦線に導く。

 ◆土居 聖真(どい・しょうま)1992年(平4)5月21日、山形県生まれの22歳。鹿島のジュニアユース、ユースを経て11年にトップチーム昇格。昨年9月21日の磐田戦で初得点。J1通算40試合6得点。U―15~17日本代表。1メートル72、63キロ。利き足は右。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事