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8月9日(土) 2014 J1リーグ戦 第19節
名古屋 2 - 3 鹿島 (19:04/豊田ス/16,369人)
得点者:25' 永井謙佑(名古屋)、42' 山本脩斗(鹿島)、47' ケネディ(名古屋)、82' ダヴィ(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
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●田中マルクス闘莉王選手(名古屋)
Q:良い負け方ではなかったですね。
「良い負け方なんてあります?ないでしょ。試合自体は決して悪い試合をしてないし、ああやって失点してしまうとチームに影響を与えてしまう。最後にああやってやられてしまうのはね…」
Q:牟田(雄祐)選手の失点に絡むプレーは、難しいプレー?
「全然難しくない。よかったよ、あれまでは。あれまでは非常にいいプレーしていて、ミスもなかった。でも、1回前半で同じことをやっているでしょ?何で同じことをするの?そういうミスをしないようにしてほしいなと思う。でもしょうがない、アイツしかいない。監督だったらあれは交代させる。でも代わりはいない。もう切り替えてやるしかない。気持ちを入れて、次勝てるように」
Q:16位まで順位が下がりました。
「もうそれは予想できたことでもあるし、想定内といえば想定内。ここからが本当の勝負になる。少しでも、一つでも上に、勝って勝点を集めていくしかない。こういう状況で誰が男かってわかる。頑張っていくしかない」
Q:こういう状況で平常心を保つのは難しくはないか?
「もう一生懸命やるだけでいい。余計なことは考えなくていい、気持ち切り替えて頑張るだけ。それが一番いい方法です。みんなで力を合わせてやるしかないです。ジョシュア(ケネディ)も帰ってきたし、すごく頑張ってプレーしてくれたし、ベンチもそう、そういう一つ一つをパスして状況を打開していくしかないです。あり得ないことが続くね」
●永井謙佑選手(名古屋)
Q:ケネディ選手がいると動きやすそうに見えます。
「ずっとやってますからね。逆に僕が抜ければジョシュアに来ますし、やりやすいのはやりやすいですね」
Q:ポストプレーやフリックを受け持ってくれるのも、自分のプレーに集中できる要因かと。
「僕の動き出しが徹底されるというか、役割分担がしっかりしますね……」
Q:でも、それより結果が、という感じですか。
「苦しいですね。最後のシュートも、DFにものすごく引っ張られていたんですよね。シュート打つ瞬間にもキュッと寄せられて、シュートを浮かせることもできなかったんですよ。もうキーパーは構えていたから、上か脇を抜くしかなくて」
Q:前半から良い形で試合を進められていただけに、残念ですね。
「後半15分くらいまでは押し込めてもいて、でも僕が1対1をGKに当てちゃったのが…。それも含めて加点できていればよかったんですけどね。残り10分で2点取られましたからね」
Q:少し守りに入ったところも?
「最後は守ってという感じでしたけど。守ってカウンターでって」
Q:ケネディ選手が交代した後に、チームのサッカーが変わってしました。
「ターゲットがいなくなりましたからね。たぶん後ろの選手はどこ蹴っていいんだろうかと思ったんじゃないですかね。ジョシュアがいれば蹴って競り合えますけど、その感じはあったかと思います。クリアが小さかったですしね、奥まで蹴ってくれればいいんですけど」
Q:スタンドは強風がすごかったけど、ピッチ上はどうでしたか?
「最後はけっこう吹いていましたけど、試合中は気になりませんでしたね。それよりも芝生ですね。今日はぬかるんでいて緩かったんです。パスも走らないし、芝も寝ていたので」
Q:今日は守備に下がることも多かったですね。
「いや、レアンドロ(ドミンゲス)が戻ってなかったところにね。そういうところを詰めていかなくちゃ、勝てないですね。そうやって僕が後ろにいる分、前のディフェンスができなくてどんどん押し込まれていったところもあるので」
●牟田雄祐選手(名古屋)
Q:あのミスを受け入れるのはまだ難しいかもしれませんが…。
「そうですね…責任を感じています。ダヴィが速いのもわかっていましたし、見えていたんですが、処理しようとしたらバウンドが変わって…。でも自分の責任で勝てた試合がこういうことになっているので、責任を感じています」
Q:前半それまでは手応えのある内容だったと思いますが。
「でも、結果は負けていますし、自分のミスで失点もしていますし。それ以外が良くても、結局はダメなのかなって感じですね」
Q:後半の勝ち越しのあと、守りに入ったところは?
「(中村)直志さんが入ってうまく相手の攻撃を受けながらという部分ができていたと思うんですけど。ああいう一つのプレーで試合の結果が変わってしまいますし、こういう苦しい状況で、すごくもったいないというか、やってはいけないミスというか。そういう部分は感じていますね」
Q:1週間後にはまた試合です。切り替えるためには?
「そうですね。どうこう言っていても試合は次に来ますし、続けていくしかないです。この反省を次に生かさないと、結局立ち止まったままになるので。そういう部分では、前を向くしかないかなと思いますね」
●ケネディ選手(名古屋)
Q:約4ヶ月ぶりのピッチとなりましたが?
「外からチームを見ているのは、辛い気分ですしピッチに戻ってこられたことは良かったと思います。コンディションは良くなっていますが、最後にあのような形で負けたことは残念です」
Q:これまでのチームを、どのような印象で見ていたのでしょうか?
「私が出場していない試合では結果が出ていませんし、ホームで勝点を落としています。今日もそのような結果でしたが、これから改善するしかないと思っています」
Q:後半途中までの出場でしたが、体の状態はどのように感じているのでしょうか?
「痛みはもうありませんが、試合の感覚がもっと必要です。もっと長い時間プレーしたい気持ちがあります。今日は60分少しのプレーでしたが、これからもっともっと出場する時間を長くできればと思っています」
Q:PKは正面に蹴りましたが?
「左右へ蹴る事もありましたが、勢いのあるボールから運もあって真ん中へ決めることができました。サポーターからも試合前、試合中を通し素晴らしい声援を感じました」
Q:チームとしては厳しい状態が続きますが、今後に向けての抱負をお聞かせ下さい。
「サポーターのみなさんもフラストレーションが溜まっていると思いますが、我々としては常に100%の気持ちを持って戦います。またすぐ次の試合もありますし、1つ1つをしっかりと戦い勝点を重ねるだけだと思います」
●山本脩斗選手(鹿島)
Q:前半は開始から自分たちの形がうまくできなかったのでは?
「ちょっとレアンドロへの守備の部分で、彼はどうしても内側に入ってくるので、矢野(貴章)選手のところが高い位置でガンガン来られて。そこはアツ(中村充孝)が下がってくるしかなくて、最初の15分から失点するところまでは相手の圧力がどんどん前に来ていました。そこで点を取られてしまったんですが、自分たちのサッカーをしていれば、得点は取れると思っていたので焦りはなかったです」
Q:少しロングボールを蹴りすぎている印象もありましたが。
「そうですね。後ろからの長いボールが多かった気もしましたね。良い時はボランチを経由していくので、最初の10分くらいから流れが来るまではそういうところもあったかもしれませんね」
Q:後半は開始早々に失点してしまいましたが、そこからのチームの反応については?
「早い時間に取られたことで逆に切り替えて、得点を獲りに行くしかなくなったので。そこはそんなに焦らずに、残り45分あると思ってやってました。ダヴィがああいう形で点取ってくれましたし、自分たちのリズムもあったので、3点目も良い形で入ってよかったです」
Q:しかしその展開も、自分の得点で前半の内に追いついたからこそです。
「あそこで追いつけたのは良かったですね。バランスは大事にしているんですが、行けるところがあればどんどん行こうと思っています。自分があそこに入っていけばチャンスになりますし、そこに(土居)聖真が良いボールをくれました」
Q:こういう形での勝利は大きいですね。
「そうですね。やはり勢いに乗れますし、試合は続くので。また頑張ります」
●遠藤康選手(鹿島)
Q:得点のところはパスが出てくるのを信じて走った?
「前にもスペースがあったし、聖真からパスが来ると信じて走り込みました。コース狙い通りです」
Q:ダイレクトのパスが来た瞬間に勝負ありという感じでしたか。
「そうですね。中も見たんですけど、シュートを打った方が良いかなと思って。自信もありましたし、打ったら入りました」
Q:監督はああいう中に入っていく動きがもっとほしいと。自分のパフォーマンスについては?
「復帰したばかりで試合勘もなかったので、得点以外のプレーはできていないところもありました。もっとボールに絡んでいかないといけないですし、課題はまだまだありますね」
Q:交代して入った時には何を考えていた?
「負けていたので、まずは同点にしようと思ったので、前がかりにやりました。それまでもボールはみんな自由にもらえている感じだったので、そこからのアイデアや精度が大事かなと思っていました。自分としてはゴール前の判断や精度を意識していました」
Q:パフォーマンスは良くないけど、一つ仕事ができてほっとしている感じですか。
「そうですね。まずはチームが勝って久々の連勝ができたので、上との差も縮まりましたし、チームとして本当に良かったなと思います」
Q:得点は4月以来になります。ずっと欲しかった?
「そうですね、シュートが全然入らない時期もありましたし、入って良かったなと思います。練習では入るんですが、試合で入らなかったんで、あまり考えすぎない方がいいのかもしれませんね。練習では監督にもサイドネットを狙うようにと、パワーではなくコースだと言われていたので、それは意識していましたけど」
Q:試合勘がないと言いながら、ずいぶん冷静でしたね。
「そうですね。あまりプレッシャーもなかったですし、自分としてはまだまだやれると思っているので、これからまた頑張ります」
Q:交代する選手が得点に絡むこの状況については?
「今の鹿島は誰が出ても戦えますし、実力差がないので。いい意味での競争がありますし、そういうチームは強いと思います。これからも競争意識を強く持ってみんなで勝っていきたいです」
以上