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[9.27 J1第26節 徳島0-5鹿島 鳴門大塚]
鹿島アントラーズが敵地で徳島ヴォルティスに5-0で勝利した。3連勝で勝ち点を49に伸ばした鹿島は、仙台と引き分けた川崎Fをかわして2位に浮上。C大阪に敗れた首位浦和との勝ち点差も「4」に詰まった。
連勝中の鹿島。しかしダヴィが前節の仙台戦でイエローカードを受けてしまい、累積8枚目。今後2試合の出場停止を余儀なくされた。代わって先発したのはFW赤崎秀平。赤崎の先発は5月17日以来、約4か月ぶりとなった。
大卒ルーキーFWの活躍に期待が集まったが、存在感をアピールしたのは高卒ルーキーのMFカイオだった。前半39分、ミドルレンジでこぼれ球を拾うと右足を一閃。アウト回転のかかったシュートをゴール右隅に突き刺すと、直後の40分、持ち上がったカイオが右サイドに展開。DF西大伍がクロスを入れると、FW土居聖真が頭でねじ込み、あっという間にリードを2点に広げた。
後半に入ってもカイオが口火を切る。後半13分、右サイドからのCKにカイオがドンピシャのタイミングで飛び込み3点目。さらにまたも1分後の14分、今度はカイオのクロスをMF遠藤康が頭で流し込み、追加点を挙げる。カイオはプロ入り初の1試合2ゴールを含む、2ゴール1アシストと大活躍だった。
カイオが後半24分に退いてからも鹿島の攻勢は続く。後半26分にはMF柴崎岳のループパスに遠藤が飛び込み5点目。その後も危なげなく試合を進め、5-0の大勝を飾った。
対する徳島は屈辱の5試合連続無得点敗戦。GK川浪吾郎をJ1リーグ戦初出場させるなど、変化を求めたが、状況が変わることはなかった。リーグ戦は残り8試合。残留圏の15位仙台との勝ち点差は「14」。いよいよJ2降格のXデーが迫ってきた。