日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年3月19日木曜日

◆鹿島 ACL敗退危機…執念の柴崎弾も実らず公式戦5連敗(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/03/19/kiji/K20150319010009710.html

ACL1次リーグH組 鹿島3―4広州恒大 (3月18日 広州天河体育中心)



 各地で1次リーグ第3戦が行われ、H組の鹿島は敵地で広州恒大(中国)に3―4で敗れ、3連敗となった。一時は2―1とリードを奪ったが直後に立て続けに失点し、日本代表入りが期待されるMF柴崎岳(22)のゴールも及ばなかった。F組のG大阪はホームでブリラム(タイ)と1―1で引き分け、1分け2敗の勝ち点1。鹿島、G大阪とも次節にも敗退が決まる厳しい状況に追い込まれた。

 笑顔はなかった。後半ロスタイム。本山からのクロスを頭で押し込んだ柴崎は一目散にボールを拾いにいき、センターサークルにセットした。その直後に試合終了の笛。一昨年のアジア王者をあと一歩まで追い詰めたが競り負けた。

 開幕からまさかの公式戦5連敗。「結果が出ていないので問題を早く解決しないといけない。(残り3試合で)勝ち点9を積み上げてもどうなるか分からないが、そこを目指すしかない」と柴崎が唇をかんだようにACLは3連敗で、鹿島の悲願であるアジア制覇は絶望的な状況となった。

 「チームとしてブレないことが大事。気持ちを切り替えて、中国へ向けて準備を進めたい」。逆転負けを喫した14日の湘南戦後、柴崎は強いメンタルの必要を説いた。その言葉通り、左膝を痛めた大黒柱・小笠原が開始早々に交代しても、先制点を取られても諦めなかった。前半36分には徳島から加入したFW高崎が移籍後初得点。後半7分にはスマートなプレーが売りの土居がダイビングヘッドで勝ち越しに成功した。柴崎の得点は2点を追う後半ロスタイム。勝利への執念は消さなかった。だが「(相手の)ブラジル人のレベルが高く、彼らが試合を決定づけた」とトニーニョ・セレーゾ監督。2得点したブラジル代表FWリカルド・グラールと昨季の中国Cリーグ得点王のエウケソンの個の力の前に抑え込まれた。

 19日には日本代表のハリルホジッチ監督就任後、初めての代表メンバー発表が行われる。「負けることが大嫌い」という指揮官の哲学は、柴崎を筆頭に90分間見せ続けた。だからこそ勝てない現実が歯がゆかった。

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