ファルファン(右)とのプレーを望む内田(左)(写真は2012年のもの) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第28節が11日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケはフライブルクと対戦し0-0のスコアレスドローに終わった。試合後、出場機会が無かった内田がインタビューに応じ、ブンデスリーガ日本語版公式HPがコメントを伝えている。
15位フライブルク相手に大きなチャンスを作ることが出来ないまま、引き分けてしまったシャルケ。試合について内田は「相手のGKも当たっていましたからね。良い時はもっと決定的チャンスがあるんですが。押せ押せの時間がないのは、シャルケらしくないですね」と、苦しいチーム状況を明かした。
シャルケは、シーズン中盤から負傷者が続出していたため、応急的に3バックを採用していた。主力の復帰にともない4バックの布陣に戻したが、これについては「元々このチームには4バックの方が合っていると思います。(ジェフェルソン・)ファルファンとユリアン(・ドラクスラー)の両ウイングがいますから」と話し、FWジェフェルソン・ファルファンとドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの復帰で、試合内容が向上することを願っている。
内田は負傷のためになかなか試合に出場出来ない状況だ。これまで抜群のコンビネーションを見せてきたファルファンが戦列に復帰したことについて「試合を見ていると、やっぱりファルファンと一緒にプレーしたいとは思いますね。自分が立っていたら、と考える場面は多かったですけど、仕方がないですね。けがをしている自分が悪いですから」と試合に出られずに悔しい思いをしている様子。
この試合での引き分けで、チャンピオンズリーグ出場権圏内の4位レヴァークーゼンとの勝ち点差は10に広がってしまった。内田は、加入からの5シーズンで4度のCL出場を果たしてきた。厳しい現状については「僕が来てからはずっと粘ってヨーロッパリーグ、CLは出ましたから。ELとCLはやっぱり違うので、是非CLに行きたいというのはあるんですけど、仕方がないですよ。ただ、行ける可能性が少なくなったからといって、手放すのはもったいないと思います」と、可能性がある限りCL出場を目指すと述べている。
次節、シャルケは敵地でヴォルフスブルクと対戦する。