日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年5月3日日曜日
◆甲府完封で連敗脱出、新人伊東プロ初弾/鹿-甲9節(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1470162.html
<J1:鹿島0-1甲府>◇第9節◇2日◇カシマ
8位鹿島が、最下位甲府にまさかの黒星を喫した。
鹿島は前節仙台戦から先発を6人、入れ替えた。中3日後にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ突破をかけたFCソウル戦が控えているためで、日本代表DF昌子らがベンチ入りしなかった。代わってU-22日本代表DF植田が先発したが、前半19分にアクシデント。CKで攻め上がった際、競り合った甲府DF橋爪の左肘が顔面に入り、口から大量に出血。プレー続行不可能と判断され、無念の途中退場を命じられDF山村と交代した。
その後、鹿島はMFカイオを中心に攻める。前半38分に左ポスト直撃のシュートを放ったが、ゴールならず。対する甲府は1トップの阿部拓、シャドーの堀米が攻撃を組み立てたが、決定機は乏しかった。前半は0-0のまま折り返した。
後半に入ると、6連敗中の甲府が先手を取った。2分、中盤からのパスで相手DFの裏へ抜けた大卒ルーキーFW伊東が、胸トラップでGKと1対1になり、右足でシュート。豪快にネットを揺らして先制した。伊東はプロ初ゴール。チームにとっても、今季初の流れの中からの得点だった。
17分には珍しい現象が起きた。審判交流プログラムでオーストラリアから来日しているクリストファー・ビース主審が、体調不良で退場。第4の審判員の三上正一郎さんと交代した。
追いつきたい鹿島は26分、途中出場のU-22日本代表MF豊川がドリブル突破。ペナルティーアークで倒され、FKを獲得。これをMF小笠原が右足で蹴った。ゴール右上の枠をとらえたが、GK荻の好セーブに阻まれた。29分にはDF青木がアゴを裂傷。交代枠が残っていないため、テーピングでガチガチに固めて強行出場した。ロスタイムは6分。しかし甲府が逃げ切り、連敗を6で止めた。本拠で最下位に敗れた鹿島にはサポーターからブーイングが浴びせられた。
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