日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年7月10日日曜日

◆1st王者・鹿島、昨季年間王者の広島を4発撃破…浅野2ゴールも及ばず(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160709/466548.html



 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第2節が9日に行われ、サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズがエディオンスタジアム広島で対戦した。

 2日に行われた第1節でジュビロ磐田に3-0と快勝し、好スタートを切った広島。年間勝ち点では4位につけ、首位の川崎フロンターレとの差は「9」となっている。ステージ開幕2連勝を目指す今節、先発メンバーは前節と同じ顔触れで、前線にはFW佐藤寿人と得点ランキング首位を走るFWピーター・ウタカ、さらにアーセナル移籍が決まったリオ五輪日本代表FW浅野拓磨らが入った。同じくリオ五輪日本代表のDF塩谷司も先発メンバーに名を連ねている。

 一方、ファーストステージを制した鹿島はセカンドステージ初戦、ガンバ大阪に1-3と逆転負けを喫した。年間勝ち点では2位に転落。前年王者の広島を相手にアウェーゲームに臨む今節、先発メンバーにはDFファン・ソッコが最終ラインに入り、リオ五輪日本代表DF植田直通はベンチスタートとなった。中盤にはMF柴崎岳やMF小笠原満男らが入り、前線ではFW金崎夢生が2試合ぶりに復帰し、J1通算100試合出場となったFW土居聖真と2トップを組む。

 最初の決定機は14分、鹿島の遠藤康がペナルティーエリア右角から土居とのワンツーで中央突破。得意の左足を振り抜いたが、フリーの状態から放たれたシュートは枠の左へ逸れた。21分には右サイドからのパスを受けた土居がペナルティーエリア内に持ち込んで強烈な右足シュートを放ったものの、GK林卓人に阻まれた。

 以降は互いに拮抗した展開となった。ゴール前まで迫るものの、シュートまで持ち込めない場面が続く。しかし33分、鹿島が均衡を破った。敵陣でプレスをかけて相手のパスミスからボールを奪うと、金崎がミドルシュート。GK林が弾いたこぼれ球に反応した遠藤が右足ダイレクトで蹴り込み、ゴールネットを揺らした。前半は1-0で終了した。

 後半立ち上がり、次のゴールを奪ったのは鹿島だった。右サイドからのボールを柴崎がつなぎ、中村充孝がヒールで後方に落とすと、最後は金崎が豪快に決めた。鹿島が追加点を挙げ、リードを2点に広げた。

 2点ビハインドを負った広島は54分、中央突破からスルーパスに反応した浅野が冷静に流し込んで1点を返した。しかし2分後、鹿島の土居が豪快な左足シュートを放ち、クロスバーに当たったボールがGK林に当たってゴールへ吸い込まれた。さらに2分後、今度は右CKからの攻撃で遠藤がミドルシュートを放つと、最後はこぼれ球を中村が押し込んで4点目。リードを3点に広げた。

 10分間で4ゴールが記録される激しい展開。3点を追う広島は67分、負傷明けのミキッチをピッチに送り出して反撃を期す。74分には右サイドからのクロスにピーター・ウタカのヘディングシュートが枠を捉えたが、GK曽ヶ端準が好セーブで阻んだ。

 広島は82分、浅野が縦パスに反応してペナルティーエリア右側に持ち出し、豪快な右足シュートでゴールネットを揺らした。浅野の2ゴール目で広島が2点差に迫った。

 しかし、広島の反撃はここまで。4-2で鹿島が勝利を収め、アウェーで勝ち点差を獲得した。鹿島は今シーズン、広島相手に2試合連続の4ゴールを挙げて勝利を収めた。

 ステージ初勝利を収めた鹿島が年間勝ち点を「42」に伸ばした。次節は13日、ホームに名古屋グランパスを迎える。一方、ホームで4失点を喫して敗れた広島は次節、13日に柏レイソルとアウェーで対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 2-4 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 33分 遠藤康(鹿島アントラーズ)
0-2 49分 金崎夢生(鹿島アントラーズ)
1-2 54分 浅野拓磨(サンフレッチェ広島)
1-3 56分 土居聖真(鹿島アントラーズ)
1-4 58分 中村充孝(鹿島アントラーズ)
2-4 82分 浅野拓磨(サンフレッチェ広島)

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