日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年7月10日日曜日

◆【鹿島】なぜアントラーズはスタイルを守り続けられるのか? スカウト部長が明かす方針とは(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160708-OHT1T50207.html



 「今どき珍しいですね。こんなに多いなんて」。鹿島の椎本邦一スカウト担当部長(58)は、他クラブのスカウト担当からそう声を掛けられた。4月30日の大宮戦(NACK)。スタメンのうち8人がクラブの下部組織外から加入した選手だった。Jクラブの下部組織が発展し多くの選手が加入するようになった現在、人数の多さに驚かれたという。

 鹿島も下部組織の充実を図っているが、周辺の人口が少ないというハンデを抱えている。有力選手が入ってくる可能性はその分低く、サッカーのトレンドが変わってもクラブ外に人材を求めなければいけない。椎本部長を支えているのが「高校から選手に来てもらわないとチームがつくれない」という危機感。毎年、意中の選手から返事が来る夏場は特に「つらい」という仕事を22年間続けている。

 大事にしているのは「鹿島に合う選手。自分の目を信じること」。他クラブは監督の判断で獲得の可否を決めるが、鹿島は椎本部長の専権事項となっており責任は重い。「取ってきた選手が成長して、結果を出してくれるのが一番うれしい」。7年ぶりのリーグタイトル獲得の瞬間は、出張先で最近購入したタブレット端末で見届けた。余韻に浸りながらも、頭の中では常に数年先を見据えている。

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