
日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年10月2日日曜日
◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51820
明治安田J1 2nd 第14節
ホームで3失点。鹿島、大宮に完敗。
鹿島がホームで完敗を喫した。J1 2nd 第14節、大宮アルディージャをカシマスタジアムに迎えると、前半を0-2で終え、59分には3点目を奪われる。苦しい展開の中でオウンゴールで1点を返したが、1-3と敗れた。
鹿島は1週間前の第13節でアルビレックス新潟とアウェイで対戦し、2-0と快勝。我慢強く戦った前半をスコアレスで終え、後半に柴崎の芸術的なボレーシュートで先制すると、終了間際には金崎のPKで追加点を奪った。リーグ戦2試合連続の完封勝利で9月を締めくくり、中断前最終戦へと向かう。
指揮官は新潟戦から先発メンバー1名を変更。伊東が最終ラインに復帰し、右サイドバックを務める。センターバックは植田とファン ソッコのコンビで、左サイドバックには山本。その他、GKに曽ケ端、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ、2列目には柴崎と土居、そして前線には金崎と赤崎が入った。そしてベンチには、GK櫛引のほか、町田とファブリシオ、三竿、杉本、鈴木、平戸と若手が並ぶ。
「ANNIVERSARY LIXIL×Antlers DAY」として開催された一戦。クラブ創設25周年を勝利で飾るべく、雨中のカシマスタジアムにサポーターの歌声が響き渡る。14時04分、キックオフのホイッスルが鳴った。
背番号12のサポートを背に、鹿島は序盤から積極的にゴールを目指していった。まずは6分、柴崎の右CKに反応した山本がヘディングシュートを放ったが、惜しくもわずかに枠を越えた。
開始数分間は攻勢をかけた鹿島だが、次第に大宮と一進一退の試合を展開することとなる。中盤での攻防が激しさを増す中、大宮に少しずつ押し込まれていった。
そして13分、先制ゴールは大宮のものだった。クロスボールに反応した相手選手と曽ケ端が交錯して両者が倒れるが、プレーは続行。曽ケ端は起き上がってゴールへと戻ったが、セカンドボールを拾われてクロスを上げられ、最後はミドルシュートがラストパスのような形になって奥井に通ってしまう。奥井に右足シュートを決められ、リードを奪われた。
ビハインドを負った鹿島は反撃を期し、19分には柴崎のクロスに反応した赤崎が胸トラップから右足を一閃。強烈なボレーシュートが枠を捉えたが、相手GKの正面を突いた。その後はなかなかゴール前へ効果的なボールを供給することができない、苦しい時間が続いたが、それでも必死にチャンスを見出そうともがく選手たち。27分には敵陣でのボール奪取から永木が前を向き、強烈な左足シュートを放ったものの、枠を越えて得点とはならなかった。
1点ビハインドのまま、前半はラスト5分へ。同点に追い付いてハーフタイムを迎えたいところだったが、鹿島は大宮に点差を広げられてしまう。41分、ペナルティーエリア手前からの直接FKを横谷に決められ、0-2。前半は2点ビハインドで終了した。
2点を追う後半開始時から、石井監督は赤崎に代えて鈴木を投入。土居を前線に配して打開を狙う。立ち上がりはセカンドボールへの出足も良く、鈴木の力強いボールキープや金崎のドリブルから突破口を見出していた。決定機を作るには至らなかったが、山本や伊東の積極的なオーバーラップもチャンスを作っていた。
しかし59分、3度目の歓喜も大宮のものだった。中盤のスペースを突かれて左サイドからクロスを上げられると、一旦は中央でクリアしたものの、セカンドボールを拾われてペナルティーエリア内でポストプレーを許し、最後は横谷にミドルシュートを決められた。ホームでは今季2度目となる3失点、初の3点ビハインド。非常に苦しい試合となってしまった。
それでも鹿島は2分後に意地を見せる。右サイド深くから伊東がクロスを上げると、金崎と鈴木がゴールへと突進。最終的には相手DFに当たったボールがゴールへ吸い込まれ、オウンゴールで1点を返した。
ようやく訪れたゴールシーンに、カシマスタジアムのボルテージは高まった。石井監督は攻撃の圧力を高めるべく、62分にファブリシオを投入。両サイドを広く使った攻撃で2点目を目指した。
しかし、反撃は1点止まりだった。献身的なオーバーラップからチャンスを演出し続けた伊東のクロスから金崎や山本が決定機を迎えたが、ゴールネットを揺らすことはできず。86分に投入された杉本も積極的に突破を狙って仕掛けたものの、ゴールという形で結実することはなかった。
1-3での敗戦。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、ピッチにはブーイングが降り注がれた。背番号12が隠そうとしなかった不満の声を、選手たちはどんな思いで聞いただろうか。25周年を祝うはずの試合は、悔しさと不甲斐なさと向き合う一戦となってしまった。
今節を終え、リーグ戦はしばしのインターバルに入る。セカンドステージは残り3試合、次節は10月22日のFC東京戦だ。タイでのトレーニングキャンプを経て、シーズン終盤戦へと向かうこととなる。
【この試合のトピックス】
・ホームでのリーグ大宮戦で敗れたのは11試合目で初めて。
・伊東が公式戦2試合ぶりの先発復帰を果たした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・難しいことをせずに、コンビネーションで相手を崩していこう。
・サイドチェンジを有効に使うことを意識するように。
・後半は落ち着いて攻撃し、必ず逆転しよう!
大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
・落ち着いてしっかりとボールを握ろう。
・とにかくハードワークすること。
・全体が下がらずにコンパクトにサッカーをしていこう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
創設25周年記念試合ということで、勝ちたい、勝たなくてはいけない試合だった。負けてしまい、非常に悔しく思う。雨のなか多くの方が応援に来てくれた。また、鹿嶋市の小学校、中学校が全校応援ということで、子どもたちのためにも、勝つ試合を見せたかった。それもできず、悔しい気持ちでいっぱいだ。試合は、最初の失点が非常に痛かった。大宮は堅い守備からのカウンターという形があって、先取点を取られると非常に厳しい戦いになる。失点を抑え、得点を挙げることを考えていたが、相手の高い位置からのプレッシャーにボールをうまくつなげることができずに、失点してしまった。2点目も決められてしまい、非常に苦しい展開になってしまった。後半は相手のディフェンスラインが下がったことで、相手陣内でボールを保持することができたが、チャンスを得点につなげることができなかった。そこが、一番の敗因だ。
大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
雨のなかカシマスタジアムまで1,300人のサポーターが応援に来てくれて、本当にうれしく思う。非常に厳しい試合だったが、後押しがあったおかげで勝ち点3を取ることができた。今日はアントラーズの25周年ということで、2万人ほどの観客が入っていたが、その雰囲気のなかで躍動感を持って戦えたことが勝利につながった。1点目は江坂選手が倒れているなかでも足を止めることなく、ゴールまでいくという姿勢が実ったプレーだった。2点目もカウンターのようなワンチャンスだったが、そこで得点を取ることができた。相手にとっては痛かったのではないか。普段から黒崎コーチとともにフリーキックの練習をしてきたが、トレーニングは嘘をつかないという部分をみせることができた。後半はいつやられるかという感じだったが、いい守備から3点目が生まれ、全員で取った3点目だったと思う。直後に入れられたことは課題。クラブとして目標としてきた勝ち点48をクリアすることができた。勝利で達成したことをうれしく思う。ラスト3試合もしっかり全勝できるようにやっていきたい。
選手コメント
[試合後]
【永木 亮太】
前半が良くなかった。向こうのプレッシャーもはやく、ボールが収まらなかった。イージーなミスも続き。ペースをつかめなかった。(2点目は)FKの位置も悪かったが、その前のプレーも良くなかった。悪い状態でも無失点で抑えないといけなかった。後半、ビルドアップの仕方を変えて良くなったが、簡単に3点目を決められて取り戻すのが難しくなった。反撃するのが遅かった。
【山本 脩斗】
1点目はアンラッキーな形で、2点目はFKで決められ、大宮のやりたいようなサッカーをさせてしまった。シュートまで行く事は出来たが、決め切れなかった。自分も何度かシュートしたが、精度が悪かった。前がかりになった時のリスク管理が必用。1点目も、もうちょっと寄せられたし、3点目も詰められた。タイでいい準備をして、残りの3試合を勝って終わりたい。
【赤﨑 秀平】
後半にやっていたことを前半からやりたかったと監督が話していたけど、家長選手にも強くプレッシャーにいけなかったり、相手のペースになったところがあった。2日後からタイ遠征になるので、いいトレーニングをして、リーグ戦の残り3試合を頑張りたい。
【伊東 幸敏】
結果がすべてなので、正直何も言えない。ただただ、悔しい。今日が終わると次の試合まで期間が空くので、必ず勝ちたいと思っていたし、結果を出すことしか考えていなかった。今は振り返ることができない。落ち着いてから考えたい。とりあえず勝ちたかった。それだけです。
【土居 聖真】
やる前にやられた。FKの失点も相手がうまかった。最初の失点は時間と取られ方が良くなかった。1点目がすべてだったと思う。後半は流れのなかで多くのチャンスを作れていた。後半みたいなアグレッシブな攻撃を1試合通してやらないといけない。そこが課題。たくさんの小学生が見ている試合で、アントラーズ創設25周年記念にも華を添えられなかった。不甲斐ない試合で申し訳ない。
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