日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年1月1日日曜日

◆【高校サッカー】アントラーズに続くぞ!鹿島学園逆転白星(報知)




 ◆第95回全国高校サッカー選手権大会1回戦 鹿島学園2―1高川学園(31日・ニッパツ三ツ沢球技場)

 1回戦15試合が行われ、鹿島学園(茨城)は高川学園(山口)に2―1で逆転勝利。クラブW杯で準優勝したJ1鹿島から学んだ勝負強さを発揮した。

 苦しい時こそエースが決める。鹿島学園が逆転で初戦を突破した。後半23分に1点を先制されると、チーム全体がギアを上げた。同30分に鈴木雅人監督(41)が「絶対的エース」と信頼するFW上田に同点弾が生まれた。7分後にもマークをものともせず、右クロスに右足ダイレクトボレーでネットを揺らした。殊勲の背番号10は「描いていたイメージ通り」と2得点をかみしめた。

 大会前、J1鹿島がクラブW杯決勝でRマドリードと延長戦にもつれ込む激闘を繰り広げた。鹿島学園は本拠地のカシマスタジアムから約3・7キロと最も近くに位置する。身近なクラブの快進撃に燃えないわけがなかった。下部組織の鹿島アントラーズノルテ出身で、ユースには昇格できなかった上田も「見ている人はレアルが絶対勝つと思ったはず。それでも食らいついて、一時は逆転して。勇気をもらいました」と声を弾ませた。

 サッカー部員は鹿島の試合を日常的に観戦し、カシマスタジアムでボールボーイを務めることもある。下部組織出身の選手も多く在籍し、卒業式の前日には全校生徒の前で鹿島ユースと鹿島学園の3年生同士が交流試合を行うなど友好的な関係を築いてきた。「切磋琢磨(せっさたくま)して勉強させてもらっているし、選手も僕以上に鹿島の勝ち方を見てます」と指揮官。J最多18冠の勝負強さがサッカー部の模範となっている。

 鹿島は1日に天皇杯決勝を控え、鹿島学園は2日の2回戦に進んだ。上田は「僕らも優勝候補と当たる時には、覆してやるぐらいの気持ちです」と闘志を高ぶらせ、鈴木監督も「鹿嶋の街全体がサッカーで盛り上がっている。天皇杯でぜひ勝ってもらって、流れに乗って2回戦も勝ちたい」と意気込んだ。この冬は、選手権でも「鹿島」が主役になる。(林 直史)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170101-OHT1T50072.html

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