日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年7月1日土曜日

◆シャルケ内田、完全復活そして再び代表へ…悲壮決意(報知)




 DF内田篤人(29)=シャルケ04=が30日、所属クラブに合流するため、成田空港から出国した。ロシアW杯を1年後に控え、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)から復活への期待を受ける中、「そう言ってもらえるのはありがたいけど、自分も長いこと(試合を)やっていない。チームで活躍しないとその先はない。代表は1回置いておいて(試合に出る)」と決意を口にした。

 昨年6月に右膝蓋腱(しつがいけん)の手術を受け、昨年12月の欧州リーグ、ザルツブルク戦で618日ぶりに実戦復帰した。だが、その後のリーグ戦出場はなし。5月には放出リストに入ったとの現地報道も出た。シャルケ04との契約は18年6月まで。これまで契約が残り1年となった段階で2度更新してきたが、今回は延長オファーを受けていない。内田にとっては背水の陣で臨む1年になる。

 復活への手応えはある。「昨シーズンも(練習は)できている。あとは試合だけかな。いつでも試合に出られる」と断言。ポジション争いも「去年(の試合)を見ている感じだと、自分がちゃんとやれればいける(定位置確保できる)と思っている」と言った。ドメニコ・テデスコ新監督(31)が就任したことで、故障明けの「レッテル」を貼られる心配が少ないことも追い風になる。

 「試合に出ていないので(新監督の)構想に入っていなかったらしょうがない」と現状を理解するが、「自分のプレースタイルが分かってもらえれば使ってもらえる」という自信もある。まずはシャルケ04での完全復活。その先の「(あと1年で)W杯とか代表って話が出る。自分も外から見て(代表は)すごくいい場所」と話すロシアW杯を視界にとらえるため、一歩一歩階段を上っていく。(内田 知宏)

http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170630-OHT1T50315.html

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