7年間シャルケで過ごした内田の退団を惜しむコメントが続々。
シャルケは21日に、DF内田篤人のウニオン・ベルリン移籍を正式に発表。クラブのフェイスブックで現地のファンたちが同選手を送り出している。
7年間シャルケで過ごしてきた内田は、負傷の影響でここ2年半はほとんど実戦に出場できず。ここ半年間はやや軽度の負傷で練習を休むこともあったが、コンディションを実戦に臨めるほどのレベルに戻せていた。しかしドメニコ・テデスコ新監督の構想に含められていないことを知らされ、同選手は恩師イェンス・ケラー監督が率いるウニオンに向かう決断を下すことになった。
そんな内田の移籍についてシャルケは、現地時間22日午前10時までフェイスブック上4つの投稿に渡って“お別れ”を告げている。クリスティアン・ハイデル取締役による移籍の経緯に対する説明を含めた移籍の正式発表、内田がマークした公式戦における2ゴールの映像、内田の名場面37枚を揃えた“ベスト・オフ・ウチダ”と題された写真ギャラリー、ドイツ代表DFベネディクト・ヘヴェデスが自身のSNSで「全てありがとう、ウッシー!」との感謝の言葉ととも投稿した内田とのツーショットのシェアと続いた。
そして、それぞれに数々のコメントが寄せられている。自身が応援するチームから1人の選手が去ることになれば、悲しむことは当然かもしれない。活躍できなかった選手の退団は注目されないこともしばしばある中、内田の場合は、一味違う反響となった。2015年3月以降ほとんどピッチに立っていないにも関わらず、次のような声が届けられている。
「残念だ。彼は私たちのチームで頼れる存在だったのに。これからも1部で見たい。そここそが彼の居場所」
「ウチダと(ジェフェルソン・)ファルファンは多分このクラブの歴史上最強の右サイドだった」
「彼が離れることは本当に残念。ものすごく好感を持てる選手だ。イェンス・ケラーの下、ウニオン・ベルリンで、幸運を祈る。ウニオンとともに昇格すれば、またシャルケで会えるかもしれない。ウッシーとイェンス・ケラーがそうできることを望む。グリュック・アウフ(シャルケのスローガン)、ウッシー!一度シャルカーになれば、永遠にシャルカーだ」
「ウッシーーー…。ありがとう…。君は私たちの1人だ!!アイゼルネ(ウニオンの愛称)で楽しみつつ、成功を手にして…」
「素晴らしい7年間ありがとう!君みたいに好感を持てるプレーヤーなんていない。いつも倒れるまでDFを頑張っていた」
「長い間、彼より上手い右SBは1部にはいなかったし、こんな長期に渡って負傷していても彼は僕にとって今でもトップ5だよ。出場機会なら少なくとも他の欧州1部リーグの20クラブで与えられただろうに」
「本当に悲しい別れだ。でもまた出場機会が与えられることを彼とともに喜び、しかも馴染みのある監督の下でプレーできるのは最高なことだ。3年前のレベルを取り戻せば余裕で2部最高のSBになれるだろう」
「ウッシーーー…。元気でな。選手の移籍はサッカービジネスの付き物になっているけど…ウッシーの場合、出ていくのを見るのが本当に辛い」
ドイツ『transfermarkt.de』のシャルケのファンフォーラムには以下のように記すファンも見当たった。
「ちょっとしたレジェンド。彼とファルファンには最高な時間を過ごさせてもらった。彼とケラーと来年対戦できたら言うことないね」
「元気で、ウッチー。君のユニはこれからもプライドを持って着るよ」
内田篤人にシャルケファンからの愛溢れる声…「君なら余裕で2部ベストのSBになれる」