日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月5日土曜日

◆【鹿島vs仙台プレビュー】リーグ戦は7試合連続不敗の鹿島…守備が改善されつつある仙台(サッカーキング)




■鹿島アントラーズ ルーキー、安部裕葵の存在が大きな刺激に

【プラス材料】
 リーグ前節のホーム甲府戦を3-0の快勝で飾り、後半戦を良い形でスタートさせた。

 特に途中出場し、Jリーグ初得点となる3点目を決めたルーキー、安部裕葵の存在はチームに大きな刺激となり、チーム内の競争意識はさらに高まるだろう。過去、鹿島がタイトルを手にした年に、主力安泰の状況はなかった。そういう意味では総力戦となる夏場から終盤へ向けて、大きな収穫になったはずだ。

 また、9日に神戸戦、13日に川崎戦を控えているためか、今節の仙台戦では、前節の甲府戦から先発メンバーに変更がありそうだ。大岩剛監督は、レオ・シルバに代えて小笠原満男、左サイドバックには西大伍を配し、空いた右サイドバックには伊東幸敏の布陣を試している。いずれにせよ、リーグ戦はここまで7試合連続不敗の鹿島は今、誰が出ても力を発揮できる状況にある。

【マイナス材料】
 マイナス材料には、左第5中足骨の骨折で、全治2カ月の負傷を負ったペドロ・ジュニオールの不在が挙げられる。確実に勝ち点を重ねていくためには、決め切る仕事のできるストライカーが必要になるからだ。

 だが、鹿島の場合はその影響は少なく抑えられる。違う持ち味で土居聖真がカバーでき、次点には鈴木優磨も控えている。ポジションは異なり、仙台戦では先発から外れたが、レアンドロもゴール前で切れ味を発揮し始めている。

 前半戦は点を決め切れず、勝ち点を取れなかった試合が多かったが、大岩監督は1つの選手交代で複数の問題を解決できる戦術眼と決断力を持っており、試合中からでも展開を動かすことができる。

文:totoONE編集部

■ベガルタ仙台 前節の柏戦は決定機をほとんど作らせず1-1のドロー

【プラス材料】
 リーグ戦の中断期間に、それまで大量失点が続いていた守備を修正した。リーグ前節の柏戦ではCKから失点したものの、流れのなかでは相手にほとんど決定機を作らせなかった。守備が改善されつつあるのはプラス材料だろう。

 今節の試合開場であるカシマスタジアムでは長らく勝てない状況が続いていたが、昨季の8月に2002年以来となる勝利を収めた。これを苦手意識払拭のカギとしたい。なお、昨季はサテライトでも同所で勝利を収めている。

 リーグ前節の柏戦では、中断期間前に負傷で戦列を離れていた奥埜博亮が途中出場で復帰。また、柏との契約の関係上、前節は出場できなかった増嶋竜也も戻ってくる。復帰した選手と、新戦力の古林将太を組み込み、敵地での勝利を目指す。

【マイナス材料】
 リーグ前節、柏相手に終了間際の中野嘉大のゴールで追いついたものの、リーグ戦ではこれで5戦勝ちがない。

 内容が良くてもなかなか勝てない試合が続いているため、結果を出して自信をつけたいところだが、次の相手は昨季のリーグ王者で、現在2位につける鹿島。ここが踏ん張りどころだ。ホームで戦った第7節の戦いでは大量4失点を喫し、1-4で敗れている。

 攻撃面では、定まりそうで定まらない1トップ2シャドーの人選が渡邉晋監督の悩みどころ。クリスランはチームトップの7得点を記録、鹿島との前回対戦でもゴールを決めているが、まだ連係面で難を残す。

文:totoONE編集部


【鹿島vs仙台プレビュー】リーグ戦は7試合連続不敗の鹿島…守備が改善されつつある仙台

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