鹿島のDF昌子源(25)、植田直通(23)ら12月の東アジアE―1選手権に出場した日本代表6人が12日、チームに合流し、W杯イヤーとなる今季を始動させた。
同選手権の疲労を考慮され、チーム本隊より3日遅れでの合流になった6人。ボールはほとんど使わず、スプリントやダッシュ系のメニューで調整した。里内猛コーチによる熱血指導は1時間半ほど続き、昌子は「思ったよりもきつかった」と苦笑い。それでも今季の初戦となる2月14日のACL1次リーグ・上海申花戦までは残り1か月。「その時のベストコンディションをACL(初戦)に持っていきたい」と意気込んだ。
6月に行われるロシアW杯までは残り5か月となった。23人の出場選手枠を巡る争いに向け、昌子は「まずは鹿島。鹿島のためにプレーすることでW杯が見えてくる。W杯を考えるのは選ばれてから」と力を込め、植田も「鹿島で全てのタイトルを取りにいく。その結果が代表入りにつながってくる」と口を合わせたかのように昌子に続いた。無冠に終わった昨季の雪辱をエネルギーに変え、“鹿島ファースト”の姿勢で本大会のメンバー入りを目指す。(岡島 智哉)
【鹿島】昌子、植田ら代表組が合流 W杯メンバー入りへ“鹿島ファースト”貫く