浦和レッズFW興梠慎三がオズワルド・オリヴェイラ新監督の初陣を振り返った。
25日に開催された明治安田生命J1リーグ第10節・柏レイソル戦は、浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ新監督にとって“初陣”となった。そうした中で「懐かしいな」と振り返るのは、浦和FW興梠慎三だ。
オリヴェイラ監督は、2007年から2011年まで鹿島アントラーズを指揮していた。そのため、2012年まで鹿島でプレーしていた興梠にとっては“再会”となる。興梠は、試合前の長いミーティングを「オリヴェイラっぽい」と語り、「気持ちが入る。みんなを奮い立たせるのも(うまい)」と称賛した。
しかし、試合は0-1で敗戦。新監督の初陣を飾ることはできなかった。「(ポジショニングの)バランスが良くなかった」と試合を振り返る興梠。ピッチを幅広く使えなかったと記者から指摘されると「そうですね」とうなずき、「相手は簡単に守れた」と反省した。
浦和は試合の終盤、DF槙野智章らを前線に上げるパワープレーを見せた。しかし、これは例外。今後の攻撃スタイルとは別の話のようだ。
「あの戦術は、オリヴェイラもあまりやりたくないと思う。かと言って、自分たちのサッカーの内容もそこまで良くなかった。だから、あれが一番点を取れる」方法とオリヴェイラ監督が考えたのでは、と自身の考えを述べ、「そう思わせてしまったのは、自分たちに責任」と続けた。
浦和の次節は28日、ホームで湘南ベルマーレと対戦する。
浦和レッズFW興梠慎三「懐かしいな」…鹿島時代の恩師と再会も初陣を飾れず