攻撃に厚み、課題は守備
鹿島ユースは昨季、守備重視のスタイルで4位。今季は攻撃的な選手が多いため、得点力の向上が期待できそうだ。基本布陣はトップチームと同じ4-4-2システム。攻撃的MFの前田泰良(17)は「サイド攻撃から個で打開できる部分は強み」とチームの特長を話す。
プレミアリーグ参加は7年目。まずは残留を決めることが最優先だ。さらに上位を目指していくための鍵は守備力の強化となる。熊谷浩二監督(42)は「うまく攻撃と守備とのバランスを取りながら、ウイークポイントをなくしていきたい」と改善を目指す。
3月のスペイン遠征では強豪チームと試合を行い、選手は刺激を得た様子。またヘタフェの柴崎岳から「日々努力を惜しまず、サッカーを全力でやれば、自分の目標に近づける」と発破を掛けられた。
18試合に及ぶ長丁場。強豪ひしめくリーグ戦に向けてFWで起用される有馬幸太郎(17)は「得失点の一つずつが大事。試合の中で問題があっても、チームでどれだけ我慢できるかが大切になってくる」と言葉に力を込めた。
同リーグは高校年代の全国20チームが参加。東西各10チームに分かれ、総当たり戦を行う。各地区の優勝チームは12月のファイナルで日本一を争う。各地区下位2チームは降格となり、来年の出場権を失う。 (岡田恭平)
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