日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年6月27日水曜日

◆W杯敗退危機の韓国、母国紙が“日韓格差”に言及 「韓国はお金と安定、日本は夢と経験」(Football Zone)



大迫勇也 柴崎岳 昌子源 ロシアW杯


W杯のスタメンにおける欧州組の比率を例に環境の違いを指摘

 ロシア・ワールドカップ(W杯)には、アジア勢として日本、韓国、イラン、サウジアラビア、オーストラリアの5カ国が出場している。グループリーグ2試合を終えて1勝1分の日本が最多の勝ち点4、ライバルの韓国は2連敗で敗退の危機に瀕している。韓国メディアは対照的な両チームについて、「韓国はお金と安定、日本は夢と経験を重視」と取り巻く環境の違いについて伝えている。

 西野朗監督は現地時間24日のセネガル戦で、初戦のコロンビア戦と同じメンバーをスタメンに並べ、2-2のドローで勝ち点1を手にした。スタメン11人のうち、鹿島アントラーズのDF昌子源以外は、全員がいわゆる欧州組(ドイツ4人、スペイン2人、フランス1人、イングランド1人、トルコ1人)の構成だ。

 対する韓国は第2戦スウェーデン戦(1-2)のスタメンに名を連ねた11人で、欧州でプレーするのはエースのFWソン・フンミン(トットナム)、主将のMFキ・ソンヨン(スウォンジー)、FWファン・ヒチャン(ザルツブルク)のみ。そのほかは韓国Kリーグ所属が6人、中国と日本のクラブに所属する選手が1人ずつだった。

 この構成比率を受け、韓国紙「中央日報」は「多くの日本人選手たちはヨーロッパのビッグクラブではなく、中下位圏チームでも果敢に移籍する。現実に満足せず、ヨーロッパに挑戦してみせる」と日本について言及。一方で、韓国は国内の強豪・全北現代のFWイ・ジェソンが“欧州移籍に最も近い男”とされながら、移籍金やKリーグのシステムの問題で渡欧が実現していないことを例に、韓国や中国リーグで高額のサラリーを得てプレーしている現状について触れ、見出しで 「韓国はお金と安定、日本は夢と経験を重視」と報じている。

 日本がセネガル戦で見せた粘りは欧州メディアでも「日本は決して死なない」とその“侍スピリッツ”が高く評価。逆に2連敗の韓国は、国内から厳しい批判の声が挙がっていた。奇しくも、両国を取り巻く環境の違いが今大会の成績にも映し出される格好となっている。




W杯敗退危機の韓国、母国紙が“日韓格差”に言及 「韓国はお金と安定、日本は夢と経験」




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