東京五輪のエース候補が27日、“古巣”に合流した。U―21日本代表で法大2年のFW上田綺世(20)が3日間、鹿島に練習参加する。初日を終え「質が高い。仮に来たとしても、もがくと思う。でもそういう環境にいてなんぼ。厳しい環境をプラスにしていく力はなきゃいけない」と話した。
鹿島のジュニアユースからユースに昇格できず、鹿島学園高に進学。挫折を味わったその時に決めた。「いつか鹿島入れるように頑張ってやろう」と。身体が強く、速さも嗅覚も持つFWに成長。「いつか必要とされたいと思って頑張ってきた。ここ(鹿島)は自分の中で大事な場所だし、目標にしてきた部分もある」と明かした。
東京五輪世代の注目株。昨年10月に同世代の指揮官に森保監督が就任して以降、6回の海外遠征のうちFW陣最多の5回参加し、19試合で全選手最多の11得点をマーク(うち先発は7試合)。過去に練習参加した磐田、神戸も獲得を狙う存在。2年生ながら、その進路に注目が集まる。
◆U21エース 法大・上田 鹿島の練習参加「質が高い」(スポニチ)