日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月7日日曜日

◆鹿島 小池“美弾”でJ1最速500勝!93年初戦から9547日で到達(スポニチ)






 明治安田生命J1第18節は6日、各地で5試合が行われ、鹿島がホームで磐田を2―0で下し、Jリーグ最速となる通算500勝を達成した。3月にベルギー1部シントトロイデンから加入したDF小池裕太(22)が、角度のないライン際からのシュートで“正真正銘”のJ1初ゴール。FKを蹴って前半29分の先制点も演出し、ともに一時代を築いたライバルを破っての大台到達に大きく貢献した。

 美しすぎるJ1初ゴールが、500勝に導いた。1―0の前半40分。迫り来るDFを前に小池は左足を振り抜いた。角度のない左の位置からのミドルシュートは、GKの手の先を越えて右隅に収まるように落下。「正直狙ってはいないけど、たまたまクロスを上げたらああいう弾道で入った」。大歓声が22歳を包んだ。

 相手のオウンゴールを誘う先制のFKを蹴ったのも小池。J1初先発だった前節広島戦では、ミドルシュートが試合後に自身から、ボールがかすったDF町田のゴールに変更され、“幻”となっていた。今度は正真正銘の得点となった。

 鹿島入りを決めかけていた矢先にシントトロイデンからオファーを受け、昨年8月に流通経大から移籍した。「自信があった」が、待っていたのはメンバー外のボール回し。「一からやり直そう」と鹿島で再起を懸けた。「いつかチャンスをもらった時には絶対やってやろう」。その時を待ち2試合連続で計3得点に絡んだ。バルセロナ移籍が秒読みのMF安部に加え、ケガでベンチ外のDF安西もポルティモネンセ移籍が決定的。安西と同じサイドバックの新星が輝いた意味は大きい。

 93年のJ1初戦から9547日。クラブは通算500勝を達成した。それでも最下位の磐田にシュート数は3―14と、課題は山積みとなった。ケガ人が続出し、新たな故障者を恐れて練習の強度が減り、試合で走れないという悪循環に陥っている。鈴木満強化部長は「何の感慨もない500勝」とバッサリ。次の501勝へ、常勝軍団だからこそ厳しい目を向けた。


◆鹿島 小池“美弾”でJ1最速500勝!93年初戦から9547日で到達(スポニチ)



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