日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月7日日曜日

◆鹿島、J1最速500勝! 逆輸入ルーキー・小池が初ゴール含め2点絡む(中スポ)






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◇J1第18節 鹿島2-0磐田

 鹿島、500勝一番乗り! 鹿島は2-0で磐田を破り、J1通算500勝を挙げた。1-0の前半40分、小池がJ1初ゴールとなるロングシュートで突き放し、磐田の攻撃をしのいだ。浦和は1-0で仙台に勝利。興梠が浦和でのJ1得点を92として、クラブ記録を更新。清水は2-1で神戸を破った。決勝点を挙げた清水のドウグラスは7試合連続得点。神戸のビジャは3試合連続得点で今季通算10得点とし、得点ランキングのトップに立った。

 枠内シュートわずか1本で2得点。「反省する所が多いゲーム。(課題が)攻守にありすぎる」とは大岩監督。最下位の磐田に耐えて勝ったが、あまりに低調で「鹿島らしい」という言葉では片づけられない。見せ場はほぼゼロ。ニコリとも笑えない、前人未到のJ1通算500勝だった。

 シュートの雨を浴びた。ロドリゲスに何度も独力で突破を許し、ピンチの山を築き上げた。シュート数は3本対14本。三竿、レオシルバら守備陣の奮闘がなければ、あっけなく防波堤は破られていたはずだ。三竿は「すごく厳しい内容。ずっと守備をしていた」と苦々しく言えば、途中出場の安部は「結果とは程遠い内容だった」と、その表情はまるで敗軍の選手のようだった。

 数少ない光明は、ベルギー1部・シントトロイデンからの「逆輸入ルーキー」の存在だった。前半40分、今季2戦目の先発で左サイドバックに入った22歳小池が白崎とのワンツーで左タッチライン際を突き破ると、「セルジーニョにグラウンダーで合わせようと思った」というクロスがカミンスキーの頭上を破ってプロ1号。ゴールは「たまたま」とはいえ、2得点に絡む活躍。2戦続けてラッキーボーイとなり、小池は「自信がついた」と少しだけ胸を張った。

 続出するけが人、安部、安西、鈴木の移籍が確実視される厳しい台所事情で、三竿は「このチームは勝つことが全て」と言った。節目の試合で、勝者の言葉だけが重く、ズシリと響いた。 (松岡祐司)




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