日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年8月25日日曜日

◆【二宮寿朗の週刊文蹴】“経験あるメンバー”と“東京五輪世代”「大胆な融合」でW杯2次予選を戦え(報知)






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 「融合」を辞書で引くと「一つにとけあう」とある。日本代表の森保一監督は、就任当初から経験あるメンバーと、東京五輪世代の若手をまぜ合わせるチームづくりを進めてきた。兼任の利点をうまく生かそうとしている。

 9月からカタールW杯2次予選が始まる。W杯アジア予選に「死の組」はあっても「天国の組」などない。日本はキルギス、タジキスタン、モンゴル、ミャンマーと同組に入った。ライバルになる存在はいないと言えるが、アウェーの環境は読めない部分が多く、気を緩めることがあってはならない。

 歴代の監督は最終予選でなくとも、W杯出場が懸かる試合の重要性と、チームビルディングの観点から、コアメンバーを外すことはなかった。だが、森保監督は大胆な融合路線を推し進めていくと読む。

 理由は主に2つある。一つはRマドリードに移籍した久保建英を筆頭に今夏、東京五輪世代の海外組が一気に増えたこと。U―22代表の強化試合に招集の強制力は働かないが、国際Aマッチなら働く。つまり、A代表と五輪代表の強化を、多少なりとも同じチーム内でやっていかなければならないという事情がある。

 もう一つの理由は、海外でプレーするコアメンバーへの配慮だ。彼らは長距離移動や時差による負担が大きい。所属チームでポジションを確保するために、指揮官はこれまでも配慮してきた。気を緩めてはいけない2次予選とはいっても、無理を強いるところでもない。たとえばセンターバックなら吉田麻也、昌子源、植田直通、冨安健洋のうち誰かを休ませる。そのような「ローテーション化」を、これまで以上にはっきりとさせていくことは十分にあり得る。

 ローテーションは海外のクラブに配慮を示すことにもなる。招集に強制力のない五輪本大会に向けて駆け引きが始まっていることも頭に入れておかなければならない。(スポーツライター)


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