日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年9月19日木曜日

◆AFCチャンピオンズリーグ2019 準々決勝 第2戦(オフィシャル)






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2019年09月18日(水) 19:00キックオフ 県立カシマサッカースタジアム

【入場者数】13,835人 【天候】雨、弱風、 気温20.4度、 湿度80.0% 【ピッチ】 全面良芝、水含み

【主審】アハメド・アルカフ 【副審】アブバカル・サリム 【副審】ラシド・アルゲイシ 【追加副審】モハンマド・トゥマ・マハドメフ 【追加副審】アハメド・ファイサル・アラリ 【第4の審判員】アハマド・アルロアレ

AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦

セルジーニョの同点ゴールも、1点に泣く。アウェイゴール差で準々決勝敗退

ACL準々決勝第2戦、アントラーズはカシマスタジアムで広州恒大と対戦した。アントラーズは主導権を握って試合を進めていたが、40分にコーナーキックからアンデルソン タリスカにゴールを決められ、先制点を許してしまう。それでも、51分にセルジーニョがゴールネットを揺らして、同点に追いついた。アウェイゴールの差であと1点が必要なアントラーズは、広州のゴールに迫ったが、得点を奪うことは出来ず、ACL準々決勝敗退が決まった。

4日前の明治安田J1第26節、アントラーズはリーグ首位を走るFC東京との激闘を制した。前半2分にコーナーキックからブエノが先制ゴールを奪うと、後半にセルジーニョが追加点を決める。試合終盤はFC東京に押し込まれる展開となったが、チーム一丸となって守り抜き、2-0で勝利した。

リーグタイトル奪還に向けて、大きな勝利を手にしたアントラーズだが、休息している暇はない。すぐに次の決戦が迫っている。翌日の午後から練習を再開し、心身ともにアジアの頂を目指す戦いへと意識を切り替えた。

アウェイに乗り込んだ準々決勝第1戦は、0-0のスコアレスドローに終わっている。無失点には抑えたものの、アウェイゴールを奪えなかったため、ホームの第2戦は勝利することが突破の条件となる。

前日会見に出席した指揮官は、「ホームなので、しっかりと勝ち切る。広州恒大は、個々の能力が高い。その強力な相手である広州恒大に対して、サポーターのみなさんと共に戦っていきたい」と、相手を最大限警戒しながらも、ホームアドバンテージを活かして戦うと語った。

決戦当日を迎えた。雨の降りしきる平日にも関わらず、アントラーズファミリーはカシマスタジアムへ続々と駆けつけた。



キックオフ約1時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から小泉、犬飼、チョンスンヒョン、町田が入る。ボランチは永木とレオ シルバがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に名古が入る。前線は土居と伊藤翔が2トップを務めた。ベンチには、曽ケ端、内田、小池、関川、山口、上田、相馬が座った。





19時00分、キックオフのホイッスルが鳴った。まずは、広州がボールを握る。アントラーズはコンパクトな陣形を保ち、セーフティにプレーした。大一番に相応しい緊張感の漂う立ち上がりとなった。

初めてのシュートはアントラーズが放った。4分、土居のクロスから伊藤がヘディングで合わせる。しかし、これは枠を捉えることが出来なかった。







13分にも再びアントラーズにチャンスが訪れる。ペナルティエリア手前からレオがシュートを放つと、相手選手に当たり、コースが変わる。ボールは良いコースへ飛んだが、相手GKに横っ飛びでセーブされ、得点には至らなかった。





広州は中盤を省略したロングボールで攻撃を仕掛けてきた。アントラーズは、ボールキープ力に優れるエウケソンへの対応に苦心したが、常に数的優位を確保しながら、チーム一丸となって守備を行う。



28分、アントラーズはそのエウケソンをペナルティエリア手前で倒し、ファウルを犯してしまう。強烈なキック力をもつタリスカがキッカーを務める。直接ゴールを狙ったシュートは、枠に飛んだが、壁に入った犬飼が頭で跳ね返し、得点を許さなかった。



ピンチを凌いだアントラーズは、32分にチャンスを迎える。左サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーの永木から高精度のボールがファーサイドへ送られる。これを町田が折り返すと、スンヒョンがコースを変え、最後はセルジーニョがアクロバティックなオーバーヘッドでゴールを狙った。しかし、これはわずかに枠を外れ、惜しくもゴールにはならなかった。





一進一退の攻防が続く。今度は広州がコーナーキックを獲得した。40分、左サイドからボールを入れられると、タリスカにニアで合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。広州が先制に成功する。準々決勝突破のためには、2ゴールが必要になった。









前半はこのまま0-1で終了を迎えた。



逆転を狙う後半が始まった。アントラーズは後半立ち上がりから攻勢を強める。

すると、51分にスコアが動く。ペナルティエリア内左からレオがシュートを放つと、セルジーニョに当たってコースが変わり、これがゴールネットに吸い込まれた。アントラーズが1-1の同点に追いつく。





準々決勝突破のためには、あと1点が必要だ。アントラーズはホームの大歓声を受けて、立て続けにチャンスをつくっていく。57分にはゴール前でスンヒョンがこぼれ球に詰めてシュートする。58分には、左からゴール前に町田が際どいクロスを入れて、決定機をつくる。だが、どちらも相手GKの好セーブに阻まれて、得点には至らなかった。









勝利のために得点が必要なアントラーズは、69分に一人目の選手交代を行う。名古との交代で相馬をピッチへ送った、相馬はそのまま左サイドハーフのポジションに入る。



72分には、二人目の選手交代を行った。伊藤との交代で上田を投入する。







75分、アントラーズに決定機が訪れる。ペナルティエリア手前からセルジーニョが狙いすましたコントロールシュートを放った。ゴールに迫る軌道を描いたが、惜しくもゴールバーに跳ね返り、得点には至らない。さらに、こぼれ球を土居がダイレクトでシュートしたものの、これは枠を大きく外れた。









80分、アントラーズは最後の選手交代を行う。永木との交代で山口をピッチに送った。アントラーズはピッチ幅を広くとりながら、左から相馬が、右から山口が、広州の守備を崩しにかかる。



後半アディショナルタイムは4分、アントラーズファミリーの大声援を受けて、選手たちは最後まで果敢にゴールを狙う。試合終了間際のラストプレー、ペナルティエリア内左でレオがドリブルからシュートを放った。決定的なシュートだったが、相手選手に阻まれて、勝ち越し点を奪うことは出来なかった。



試合終了を告げるホイッスルが鳴った。第2戦は1-1の引き分け、アウェイゴールを取られて、アントラーズの準々決勝敗退が決まった。





アジア連覇の夢は潰えてしまった。だが、これからも戦いは続く。この悔しさを糧に強くなるのか、悔しいだけで終わらせるのか、運命を変えられるのは我々だけだ。前に進むしかない。次は天皇杯ラウンド16、横浜FM戦に臨む。ここから這い上がろう。再びともに戦い、必ずカシマスタジアムで勝利を掴みとろう。





監督コメント[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛


広州恒大:ファビオ カンナバーロ


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
敗退ということで、非常に責任を感じている。サポーターの皆さんを悲しませる結果となってしまったので、その痛みも伴っている。後半の選手たちの姿勢やアクションは、非常に評価できるプレー内容だった。広州恒大の強さを我々が覆す寸前までいった。このゲームを自分たちの糧にして、次に向かおうという話を選手たちにした。サポーターの皆さんや選手たちと戦えたことを、非常に嬉しく思う反面、悔しさも感じている。

Q.今日のチームへの評価は?

A.白崎と三竿の2人を欠いたが、そこに、永木や名古が今日入った。彼らもまた、替えの利かない重要な選手。今日のパフォーマンスを非常に評価している。この悔しさを彼らが次に活かしてくれれば、この悔しさが喜びに変わるときが必ず来る。

Q.去年との違いは感じられたか?また、一番難しかったことは?

A.我々は去年のチャンピオンチームという目で見られているということは、グループステージの時から感じていた。研究や分析もされていると感じた。ただ、こちらも選手が変わっている中でこの大会を戦ってきた。その難しさは、予想の範囲内だった。我々はこの大会で常にベストを尽くして臨んできた。ベストな状態を保つ。アジアのホーム&アウェイの難しさというところは、昨年を踏まえて準備をしてきた。それは当たり前のこと。その中で自分たちが次のラウンドに進むことが出来なかったという現実を受け止めて、次の試合にしっかり準備をしていきたいという気持ちでいる。

Q.前半は慎重な試合だったが、そこはどのように評価しているか?

A.プランの中では、後半勝負ということはなかった。我々のホームだったので、慎重にいきながらも、我々が得点することによって、相手をこちらの土俵に引きずり込むということを伝えてゲームに入った。慎重すぎた場面がたくさんあった。セットプレーの失点ではあったが、そういう慎重な姿勢が相手に勢いを与えてしまった。そこは前半の中で反省すべき点だった。前半は少し消極的だったと分析している。

広州恒大:ファビオ カンナバーロ
左にパウリーニョ選手、中央にタリスカ選手を配置したというところは、第1戦を踏まえて、配置転換をした。これにより我々のフォーメーションが相手に危険な影響を与えた。アントラーズは去年のアジアチャンピオンということで、そのチームを破ってベスト4に進むことができたことをとても喜ばしく思う。負けたくないという気持ちをピッチで示すことができた。そして、選手全員が100%以上に力を出したことによって、この結果を得ることができた。


選手コメント[試合後]

【犬飼 智也】
2連覇は、今季始まったときからの目標だったので、悔しい。セットプレーのところで、攻守ともにキーポイントになってくるという話はしていた。その警戒している中でやられてしまったでので、反省しなければいけない。

【小泉 慶】
チャンスはいくつかあったけど、決めきれなかった。前半に失点してアウェイゴールの大きさを痛感した。相手は強かったが、クロスを上げるにも低いボールの方が相手は嫌だったんじゃないかと感じた。もう少し工夫が必要だったと思う。タイトルがかかる大会で、今年移籍してきて個人的にもこの大会のタイトルをすごく獲りたかった。これを糧に、残り3つをなんとしてでも獲りたい。

【町田 浩樹】
相手が1点取ってから、引いてくるということは分かっていた。押し込むことができた中で、もっと精度を上げていかなければいけなかった。失点の場面は、単純に自分がマークを外してしまった。それに尽きる。自分の責任だと思う。

【名古 新太郎】
素直に悔しい。どんどん仕掛けていこうと思っていたし、得点に絡むプレーをしていこうと意識していた。個人的には、前半にもう少し頭を使ってプレーしていければよかったと感じている。

【永木 亮太】
1点の重みをすごく感じた試合だった。相手も後ろに人数をかけてきて、やらせないという気持ちが見えた。点を与えてしまったというところが今日の敗因の一つだと思う。本当に悔しい。点を取らないといけないことは分かっていたので、前がかりになってビルドアップもうまくいっていた。あとは最後の部分だけだった。少しの差。強くいったり、あと一歩を走り切ったり。そういう後悔はもうしたくない。残り3つの大会で、この不甲斐なさや悔しい気持ちにならないようにしたい。

【上田 綺世】
得点を取ろうと思って試合に入った。アウェイで点を取ることが出来なかったことが、敗退してしまったきっかけになっている部分だと思う。毎試合点を取ろうということが大事。結果は悔しいものになったが、この悔しさをもって、次の大会に臨みたい。

【土居 聖真】
負けてないから、なおさら悔しい。アウェイで点を取ることが出来なかったことも反省しなければいけないし、今日、セットプレー一発でやられてしまったというところも反省しなければいけない。1人1人ボールを持っている時間が長かったし、ボールが来てから考えている選手が多かった。いつもと違うなというのを、プレーしていてすごく感じた。




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