◆国際親善試合 ▽日本0―0カメルーン(9日、オランダ・ユトレヒト)
日本はカメルーンと0―0で引き分けた。森保一監督は前半に4バック、後半に3バックのシステムを選択。守備面では身体能力の高い相手アタッカー陣を前に奮闘したが、攻撃の質は低く無得点に終わった。
採点と寸評は以下の通り。
森保一監督【5・0】前半に4バック、後半に3バックをテスト。準備期間が少ないことを差し引いても、どちらも期待値以下
GK権田修一【6・0】及第点。正守護神をアピールするには相手の枠内シュートが足りず
DF酒井宏樹【6・5】3バック変更にも動じず安定感光る。安らぎにも似た落ち着き
DF冨安健洋【6・0】前半の序盤は相手の身体能力に苦戦も吉田のカバーに救われる。後半は個でも勝つ
DF吉田麻也【6・5】的確なカバーリングで完封貢献。冨安をドリブルで抜いた相手FWが驚きの表情を浮かべながら吉田を前にボールロスト
DF安西幸輝【5・0】駆け上がらなければ序列は上がらない。前半の45分のみで交代。アピール出来ず
MF中山雄太【5・5】横パスとバックパスは完璧。肝心の縦パスには焦りとズレ
MF柴崎岳【5・5】攻撃は終始手詰まりで「崩す」場面が少なかった。司令塔ならではの一撃がほしい
MF堂安律【5・0】右サイドでもシャドーでも存在感なし。シュートもゼロ本で無念の途中交代
MF南野拓実【6・0】代表6戦連発逃すもリバプール仕込みのプレスは進化要素。シュート決められずも積極性は良い
MF原口元気【5・5】左サイドが攻撃に絡めず、かといって守備に追われることもなく。終始影が薄かった
FW大迫勇也【5・0】決定機のヘッドは枠外へ。サイドに流れて好機作ったが、最前線でのポストプレーも不発だった
MF伊東純也【6・0】後半開始時IN。精度や視野には課題も、カメルーンに勝ってしまうスピードは、やはり貴重
MF久保建英【6・0】後半20分IN。短い出場時間でも得点の匂いプンプン。ラストプレーの直接FKはGKに防がれる
MF鎌田大地【5・0】後半26分IN。ドイツでの勢い感じられずパスもドリブルも不発
DF菅原由勢【―】
後半41分IN。代表デビュー。出場時間短く採点なし
※平均は5・5~6・0点
◆【採点&寸評】攻撃の質に課題…森保ジャパン今季初陣はカメルーンとスコアレスドロー(報知)