【浦和戦】鹿島つくばJYの高円宮杯出場の壮行会。『初出場初優勝を狙います』 #antlers pic.twitter.com/sjtLsg5te6
— 日刊鹿島アントラーズlive (@AntlersLive) November 29, 2020
[12.26 高円宮杯U-15準決勝 浦和JY2-2(PK2-4)鹿島つくばJY 味フィ西]
1点をリードした後半アディショナルタイム4分、鹿島アントラーズつくばジュニアユースは、相手MF高橋昂平のロングスローが混戦を抜けてゴールイン。そのまま抜けたかにも思われたが、判定は途中で鹿島の選手に当たっていたとして、得点として認められた。
同点被弾直後に迎えたPK戦。ただし動揺を引きずるわけにはいかなかった。「自分が決めて、みんなを安心させるつもりで蹴りました」。1人目で蹴った主将MF小倉幸成は、相手GKの逆を突くゴール左隅にしっかりとしたシュートを蹴り込んだ。
主将の思いに応えるように鹿島つくばJYは3人目までがしっかりと成功。4人目は失敗したが、決めれば勝ちが決まる5人目のキックもMF佐藤凛音がGKの逆に決めて、勝利をつかみ取った。
決勝の相手はサガン鳥栖U-15に決定。近年のU-15世代で抜群の成績を残すチームだが、鳥栖U-15とは今年1月に行われたNIKE ANTLERS CUP U15で対戦。元Jリーガーの根本裕一監督は「まだチームが出来上がる前だったので」と謙遜するが、勝利した実績もある。
「アントラーズつくばとしては初出場ですが、我々アントラーズは育成であっても上手くなることと、勝つことを求めている。最後はタイトルを獲って終われればいい。(鳥栖とは)いい意味でガチンコの試合が出来ればと思います。相手をリスペクトし過ぎずに、自分たちのサッカーをやってくれればいいんじゃないかな」
意気込んだ根本監督に同調するように、小倉も「決勝は今日のようにギリギリの戦いになると思うけど、自分たちのチームの良さを出していきたい。笑って終わりたいので、決勝もチーム一丸となって戦いたいです」と闘志を燃やした。
決勝は28日、味の素フィールド西が丘で14時にキックオフ。J SPORTSオンデマンドでライブ配信、J SPORTS 1で録画放送を予定している。
(取材・文 児玉幸洋)
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