宮崎キャンプ中の鹿島アントラーズが10日、J2ヴァンフォーレ甲府と練習試合(35分×4本)を行い、4本合計で3-1で勝利した。
昨季、10得点を挙げたFW上田綺世が3、4本目に出場し、4本目の20分に今季“初得点”。MF白崎が相手のパスをカットしてカウンターに転じ、白崎の横パスを上田が押し込んだ。
上田は「チームの狙い通り」とし「去年はビルドアップはそこそこできたけど、最後のゴール前で縦パス入らなかったり、引かれた相手にうまくいかなかった。そういう所にもトライできたし、今後もそういうところをトライして形にできていければ」と話した。
今季からアマチュア時代からつけていた背番号18を背負う。父が元西ドイツ代表のFWクリンスマンが好きで同じ背番号18をつけてプレーしていたことで、上田も父にならい「18」をつけていた。
「趣味程度のサッカーですけど、父がつけていて。サッカー始めた時から、ポジションも背番号も父のまねをしていた。それはプロに行っても変わらない」と思いを明かした。
昨季は上田が得点すれば負けない「不敗神話」を継続させた。チームを勝たせるFWとして、今季はさらなる期待がかかる。今季の目標を「優勝」と掲げ「継続的に、結果もパフォーマンスも出していくことが必要。その時に応じて、ゴール数もしっかり取っていければ」と見据えた。
【岩田千代巳】
◆鹿島上田が“初得点”「トライして形にできれば」(ニッカン)