アジアサッカー連盟(AFC)は30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の改革案を公式サイトで発表した。外国籍選手枠の拡大と、シーズン制移行の2点が主な議論の対象となっているようだ。
ACLにおける現行の外国籍選手枠は、いわゆる「3+1」と称されるもの。国籍が制限されない3選手に加え、AFC加盟国籍の1選手を予備登録することができ、また同時に出場させることができる。
AFCはすでに2022年シーズンに向け、このルールの一部変更を実行委員会で決議している。これまでは「3+1」ルールは予備登録の時点で適用されていたが、今後は試合登録時にのみ適用されることが決まった。
この変更により、予備登録時点での外国籍選手枠制限は撤廃。Jリーグでは外国籍選手の登録制限がない(試合登録は5人まで)ため、ACLに予備登録する時点で一部の外国籍選手を登録外にする必要があったが、今後は試合のたびに制限内の選手を選考すればよくなる。
またAFCは現在、「3+1」の選手枠拡大も議論している。「4+2」「5+1」「5+2」といった案がAFC競技委員会や技術委員会で支持を受けているといい、来年初頭にも正式に決定される見込みだ。
加えてAFCは現行春秋制で行われているACLを、欧州と同じ秋春制に移行することも検討。メリットには「移籍ウインドーの同期」「より良い選手・指導者と契約をする機会」などが挙げられており、こちらも来年初頭の会議で話し合われるようだ。
◇ACL大改革か…外国籍選手枠の拡大、秋春制移行を議論へ(ゲキサカ)