サッカー日本代表のドイツ遠征メンバーが15日、午前1時ごろに発表される。日本サッカー協会のメンバー発表会見には、森保一監督らが出席する予定。日本代表は9月にドイツ・デュッセルドルフで国際親善試合「キリンチャレンジ・カップ」2試合を戦う。11月開幕のW杯カタール大会に向け、大会前最後の活動となる。
ここに来て、DF板倉滉が左膝靱帯(じんたい)部分断裂のけがを負った。FW浅野拓磨も左膝靭帯を断裂し離脱。海外組で主力の座を狙う2人が、この遠征の米国戦(23日)とエクアドル戦(27日)プレーすることは不可能になった。
森保ジャパンは、浅野がSNSに投稿した「人生ってほんとにいろいろあるな。すごいわ」というつぶやきが、そのまま当てはまりそうな苦境に直面している。
板倉のけがで吉田麻也、冨安健洋、谷口彰悟に続く4人目以下のセンターバック招集が今回の選考の1つの焦点となってしまった。過去の実績なら植田直通だが、所属のフランス2部ニームで今季出番がない。欧州組ならベルギー1部コルトレイクのDF渡辺剛が好調だが、19年12月以来招集がなく、経験不足は否めない。
前線も浅野不在に加え、けがで招集できない状況が続いてきた大迫勇也は14日のリーグ東京戦もベンチ外だった。森保監督は、当初、本大会と同じ26人での活動を考えていたが「不測の事態や、けがも考えられるので多めに」と4人増の30人に方針転換している。
果たして、どのような解決法があるのか、招集メンバーがいつも以上に、注目される。
◆【日本代表】板倉滉のけがで4人目以下のCB招集に注目 過去の実績なら植田直通も今季出場なし(ニッカン)